新日本プロレスのミスターこと永田裕志(45)が12日、プロレス界2人目となるダブル所属契約選手に名乗りを上げた。14日両国大会で桜庭和志(44)との雪辱戦、さらにノアのディファ有明大会(19日)で開幕する「グローバルリーグ戦」にも参戦するミスターは、リーグ戦制覇を条件にノアに年間契約を要求。飯伏幸太(31=新日プロ&DDT)に続く“二刀流”で、両団体を盛り立てる決意だ。
「日本プロレス界の流れ(?)もありますから。新日本との契約はそのままに、1月からダブル所属っていうのもいいんじゃないかな。優勝賞金とトロフィー、そして契約をもらおうか、へっへへ」
永田は14日の両国大会で桜庭との一騎打ちに臨む。7月秋田大会では屈辱の一本負け。「10月というのに、この熱帯雨林のような気候…。これは夏が俺のリベンジを待ってくれてるんだね」と気候までをも妙にこじつけつつ雪辱に向け腕をぶす。
そして秋の到来とともに、ミスターの周囲は、にわかに活気づく。両国直後の19日からはノアのリーグ戦が開幕。昨年に続き2年連続参戦となる永田だが、今年こその制覇を条件に敵軍に“ある要求”を用意。それが年間所属選手契約だ。
新日プロは今月に入り、DDT・飯伏と「ダブル所属」という画期的な契約を結んだ。新日プロに所属しながらノアでも存在感を発揮し、カネのにおいには人一倍敏感なミスターが、両団体から年俸が発生するこのおいしいシステムに目をつけるのは必然だった。
とはいえ「業界一の太っ腹」を自任しつつ、陰では「日本一のワリカン男」とささやかれるほどの逸材。決して金銭面だけが理由ではない。
永田は昨年リーグ戦で現GHCヘビー級王者・KENTAを撃破しながら、今年は不定期すぎるスポット参戦が続いた。結局、今リーグ戦までトップ戦線からお呼びがかからず、モチベーションを維持しにくい環境が続いていた。ダブル所属となれば点と点だったノアでの戦いも線につながる。
「必要とされるのはありがたいけど、便利屋になる気はない。その代わり団体に還元はしますよ。俺も新日を背負ってきたわけですから」と、両団体での活動両立に自信をのぞかせたミスター。
プロレス界2人目の二刀流が誕生するか、それとも「二兎を追うモノは――」のことわざを地で行き、両団体から契約を拒否されてしまうのか? 要注目だ。
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