【東スポお宝写真館】
写真はちょうど30年前(1983年)の3月23日、新日本プロレスの山口県立体育館大会で行われたキラー・カーンと藤原喜明の一騎打ち(30分1本勝負)の一コマ。
藤原が仕掛けた喧嘩ファイトにより、試合がまともに成立しなくなり、ついには革命軍(維新軍の前身)のボス・マサ斎藤と長州力が試合に乱入する形で、強引に藤原をカーンから引きはがし、ついでに藤原を制裁している場面だ。
乱入した斎藤と長州がカーンに加担したと認識され試合は7分8秒、カーンの反則負け裁定。カーンのぶぜんとした表情が、この試合の異常事態ぶりを物語る。
後にテロリストと化す藤原だが、この時期はまだ「知る人ぞ知る前座の実力者」といったポジション。すでにWWF(現WWE)でトップ選手として扱われ、アンドレ・ザ・ジャイアントのライバルとして米国MS・Gのメーンを飾った経験を持つカーンとの“格差”は大きかった。
日本国内でも5月に開幕するIWGP(第1回)に向け、カーンはアジア代表の2枠を猪木、坂口、藤波、長州、ラッシャー木村らと争っていた時期。この異常な試合の翌日、カーンは大阪大会で猪木との一騎打ちに卍固めに敗れたものの結局は坂口、藤波、長州を蹴落とし、猪木とともにアジア代表枠をゲットした。
大阪大会のメーンで猪木と一騎打ちに挑んだカーンとは対照的に藤原はお休み…。「頭を冷やせ!」とペナルティーだった可能性も高い。
だが藤原は翌年2月の札幌テロ事件をきっかけに、一気にスター選手の仲間入り。その唯一無二の風貌とキャラクター、タレント性の高さで現在も各方面で活躍中。注目されない前座戦線での蓄積と、抑圧されまくっていた藤原の才能が暴発寸前だった時期ならではの“事件”だった。
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