オスプレイ 国内での共同訓練に初参加10月16日 14時32分
沖縄に配備されているアメリカ軍の輸送機、オスプレイが、国内の日米共同訓練に、16日、初めて参加しました。
訓練は滋賀県で行われ、政府は、本土での訓練実施は沖縄の基地負担の軽減につながるとしています。
びわ湖の近くにある滋賀県高島市の饗庭野演習場には、午前10時20分ごろ、アメリカ軍の2機のオスプレイが着陸しました。
演習場では、陸上自衛隊とアメリカ海兵隊から、合わせておよそ230人が参加して、今月8日から、有事を想定した訓練が行われています。
2機のオスプレイは、それぞれ20人余りの自衛隊員と海兵隊員を乗せて演習場内を移動し、ヘリコプターのように着陸すると、小銃などで武装した隊員たちが外に出て、声を出さずに手で合図を交わしながら展開していきました。
オスプレイは、およそ3時間後の午後1時20分ごろ離陸し、演習場での訓練を終えました。
オスプレイを使った日米共同訓練は、アメリカ西海岸ですでに行われていますが、日本国内の共同訓練に参加するのは今回が初めてです。
オスプレイは、沖縄の普天間基地所属で、今月25日に高知県で行われる防災訓練にも参加することになっており、政府は、本土での訓練実施は沖縄の基地負担の軽減につながるとしています。
「沖縄配備の見直しを」
沖縄県の仲井真知事は、総理大臣官邸で記者団に対し、「政府とアメリカ軍が考える話だ。沖縄へのオスプレイの配備計画そのものを見直してくれというのが、沖縄県民の強い意見だ」と述べました。
「本土での訓練 今後も広がれば」
小野寺防衛大臣は、防衛省で記者団に対し、「地元自治体の理解もあって、訓練を行うことができた。本土で訓練を受け入れていただくことが今後も広がれば、沖縄の負担軽減につながる。今回がその第一歩で、それが無事に終了した。これからも本土での訓練に積極的に取り組み、沖縄の負担軽減に少しでもつながるよう努力したい」と述べました。
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