新日本プロレス14日の両国国技館大会で棚橋弘至(36)とのV5戦に臨むIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(25)が11日、幻の初期型レインメーカー解禁を予告した。2012年1・4東京ドーム大会で披露したネックブリーカー式だが、見た目も評判も最悪でお蔵入りとなっていたシロモノ。最大のライバルとの大一番で、オカダがこの“黒歴史”をあえて解き放つ意味とは――。
「完全決着戦ですし、フルコースでしっかり仕留めたいなと。今のレインメーカーが定着しちゃってるんですけど、それを壊すというか、初期型を解禁してもいいですね。もともとは2つあったわけですから」
両国決戦の勝敗を分ける鍵となるのは、やはり必殺・レインメーカーだ。
とはいえ度重なる対戦でその動きは研究され尽くしている。8月両国大会ではことごとく空砲に終わったばかりか、棚橋におきて破りの逆レインメーカーまで浴びて引き分けに持ち込まれた。
この打開策としてオカダが打ち出したのが、幻の初期型解禁だ。何を隠そうレインメーカーは、12年1月の凱旋試合(対YOSHI―HASHI)での初披露当時はネックブリーカー式だった。ところが「(見た目の)インパクトに欠ける」(オカダ)という絶望的な欠点があったため、ドームの大観衆からブーイングを浴びる始末…。結局たった1度使用しただけで、現行のアックスボンバー式に改良したという“黒歴史”がある。
だが両国決戦に限って言えば2種類のレインメーカーを使い分ける利は大きい。「威力は変わらないんで。あと初期型は早いっす。一瞬でいきますから」。力をためて放つ現行型と比較すると、バックを取った瞬間から相手の首を捕らえるまでの時間が短いため、レインメーカー対策にたける棚橋を緩急で翻弄することが可能となる。威力に関しても心配なく、唯一被弾しているYOSHI―HASHIが今日までトップ戦線から遠ざかっているのは、この技によるダメージが抜け切らないからとの説まである。
敗れれば無期限IWGP戦線撤退となる天下分け目の一戦。オカダは完璧なるゲームプランを持って両国に乗り込む。
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