十番勝負の相手にレジェンド・長与千種を指名した彩羽

　スターダムの彩羽匠（２０）が１１日、女子プロ界のレジェンド・長与千種（４８）に挑戦状を叩きつけた。

　デビューして半年、周囲の期待とは裏腹になかなか殻を破れないでいる大型ルーキーに、大きなチャンスが与えられた。和田京平レフェリーの進言で、１１月４日の後楽園ホール大会から団体初となる「試練の十番勝負」に挑むことが決まった。「体力もない。技の精度も打たれ強さも全然ダメ。潰されてもいい。十番勝負では大物と言われる人とやって、自分を変えたい」と決意を明かす彩羽は「最終的には長与さんと戦いたい」と臆することなく、対戦相手にスーパースターの名前を挙げた。

　長与に憧れてプロレス入りした彩羽は４・２９両国国技館大会でデビュー。対戦相手には長与の一番弟子だった仙台女子の里村明衣子を指名し、一騎打ちが実現した。当の長与は２００５年に引退しているが、最近になって仙女の花月と合体するなど突然、表舞台に“復帰”。これに怒った里村との対戦が浮上するなど、去就が注目されている。

　彩羽は長与が来場する仙女の１７日後楽園大会に参戦。世Ⅳ虎、夕陽とともに８対８世代闘争シングル勝ち抜き戦に出場する。「ここで長与さんの目に彩羽匠を焼き付け、アピールする。絶対に長与さんと同じリングに立つ」と力を込めた。