米国で話題の“リベンジポルノ事件”だったのか!? 東京都三鷹市の自宅前で高校3年生の女優・鈴木沙彩さん(18)が刺殺された事件で10日、遺族がコメントを発表した。「私達は今、苦しくて悲しい思いの中におります」という両親の悲しみはあまりに深い。一方、池永チャールストーマス容疑者(21)は、米国カリフォルニア州で非合法化されたばかりのリベンジポルノを実行した疑いがある。また、母親に告げた「死ぬ場所」は、現場からほど近い井の頭公園だった可能性が出てきた。
凶行から2日たち、悲しみに包まれる鈴木さん宅を、大叔父にあたる脚本家倉本聰氏(78)が訪れた。
沙彩さんの遺体と対面したとみられるが、倉本氏は報道陣には何も話さず、車で去った。
10日夕になり、鈴木さんの遠縁の男性が「娘は旅立ち神様のみ許(もと)にまいります。今はただやすらかに天国に送ってあげたいと思っております」という両親のコメントを代読した。
一方、池永容疑者は同日午前に三鷹警察署から東京地検立川支部へ送検。うつむくこともなく、顔を上げ、胸を張って移送された。調べには「交際関係で恨んでいた」ことや、犯行時には鈴木さんの部屋のクローゼットに潜んでおり、鈴木さんがストーカー被害を相談した三鷹署からの電話に応答しているのを聞いたことを供述している。よほど強い復讐心があったようだ。
ネットには鈴木さんとみられる女性の映像と画像が流出しているが、これも池永容疑者の手によるものの可能性が高い。
米国では元配偶者や元恋人の裸などプライベートな画像や映像を、嫌がらせの目的でネットに流出させる、リベンジポルノが問題となっている。そのリベンジポルノ専門の投稿サイトが出現するなど、もはや見過ごせない状況となっていた。そのため、今月1日にはカリフォルニア州でリベンジポルノ非合法化法案が施行されたばかり。
日本では耳なじみのない犯罪だが、ネット事情に詳しい関係者は「日本でも恋人同士のプライベート映像の流出はありましたが、ウイルスに感染したことによる意図しないものがほとんどでした」。
池永容疑者は巨大掲示板「2ちゃんねる」にある、復讐が話題の掲示板に書き込んでいたとみられている。そこでも米国のリベンジポルノ非合法化法案が話題になっていたが、池永容疑者は「日本だとどうなるの?」と関心を示していた。
まったく救いようのない卑劣男、池永容疑者だが、犯行後の母親との電話で「お母さんありがとう。死ぬ場所を探しておくわ」と話したという。
池永容疑者は鈴木さんを刺した後、徒歩で逃走を図った。身柄を確保されたのは、現場から約600メートル離れた玉川上水沿いの遊歩道、徒歩で約20分ほどの距離だ。だが、池永容疑者は約1時間半かけてたどりついた。
遊歩道を散歩する男性は「事件当日の午後5時台に遊歩道を歩いたら3回も職務質問された。薄暗い時間帯で、遊歩道には街灯がないから真っ暗だった。土地勘のある人間なら(犯人が確保された場所とは)反対に逃げるよ。世田谷区か杉並区に出られるから、三鷹署の管轄じゃなくなる」と話す。
池永容疑者は京都在住とはいえ、鈴木さんとの交際の過程で何度か上京している。鈴木さんはブログに「よく出没するのは井の頭公園」と書いており、同公園で撮ったとみられるツーショットも流出している。池永容疑者が逃走した方向へ遊歩道を歩くと井の頭公園につながっており「公園までの散歩によく使われている。公園に向かっていたのかもしれない」(別の散歩男性)。
玉川上水といえば文豪太宰治が入水自殺するなど、古くは「自殺の名所」(地元住民)だった。池永容疑者は鈴木さんとの思い出の地で果てるつもりだったのか。
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