東京・六本木のクラブ「フラワー」で昨年9月、客の藤本亮介さん(享年31)が人違いで金属バットなどで撲殺された事件の裁判員裁判で、元メンバーや関係者らが被告となった暴走族・関東連合(解散)の“いびつな絆”が改めて明らかになった。
8、9日の両日、傷害致死罪などに問われた栗原克一(27)、岡崎修一(28)両被告の公判が東京地裁(鬼沢友直裁判長)で開かれ、被告人質問が行われた。
実行犯として現場で先陣を切った見立真一容疑者(34=国際手配中)や先輩メンバーをかばう場面が見られた。見立容疑者については黙秘し、事件直前に六本木のバーで行われていたパーティーにI元受刑者(30)が出席していたかとの質問には「事件と関係がないので言いたくありません」(岡﨑被告)。染み付いた上下関係が浮き彫りになった。
「出所後はキッパリ関係を絶つと言っているのになぜ先輩をかばうのか」との裁判員からの尋問には、栗原被告が「仕返しが怖い。誰がというのはないが全体的に怖い」と吐露したのに続き、岡﨑被告も「(先輩の)名前を言って(刑期を)終えた後に何か言われるのも嫌なので後腐れなく(関東連合と)離れたい」と語った。
岡﨑被告は10代で関東連合の先輩から暴走族に誘われ、断ったことで骨や歯を折る暴力を受けたが、その後も関係はずるずる続いた。「先輩はみんな厳しかったが、怖い半面、飲みに行くとその場は楽しかった」
栗原被告も「覆面とジャージー姿に着替えろ」と命令され、ほとんど詳細を聞かされないまま実行に及んだ理由を、「普段から説明されなければ必要以上に詮索しないという関係があった」と証言。絶対的な主従関係について「日雇いの仕事を紹介してもらったり食事をおごってもらいお世話になってきた何年間もの積み重ね。昨年の年頭にもヤキを入れられたが、遊んでいるときは楽しかった」と縦に連なる恐怖の支配構造を語った。
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