暴力事件で送検される前園真聖容疑者（１４日午前７時）

　１３日に東京・世田谷区の路上でタクシー運転手に暴行を加え、警視庁に現行犯逮捕されていた元サッカー日本代表・前園真聖容疑者（３９）が１４日早朝、拘留されていた玉川署から送検された。

　前園容疑者の姿が見えたのは、用意された車に乗り込むまでの約１０秒間。弁護士から差し入れされたのだろうか、灰色の上下スウェットに白い靴下、サンダルという格好だ。報道陣がカメラを構える様子を顔を向けて確認すると、視線を車に戻した。

　疲れきった表情に、手錠と腰縄をつけられた姿は「マイアミの奇跡」を起こした五輪代表の主将だったとは思えない。

　前園容疑者は１３日午前９時１５分ごろ、世田谷区の自宅近くの路上で料金を払わずにタクシー降り、呼び止めた男性運転手の顔と足を殴ったり蹴ったりした疑いで、同署に現行犯逮捕されていた。事件当時、前園容疑者は泥酔していたという。