タクシー運転手への暴行容疑で逮捕された元サッカー日本代表・前園真聖氏（３９）が１４日釈放され、同日午後０時半過ぎに玉川署を出た。
　
　前園氏の所属事務所が同署前でマスコミに配布したプリントによると、１４日午前９時に被害者と示談が成立したという。前園氏が逮捕されたのは１３日午前９時１５分ごろ。事件から示談成立まで２４時間のスピード交渉だ。
　
　事務所が用意した車に乗り込む前園氏は、ネクタイを締めた黒のスーツ姿。警察関係者に一礼した後、正門前で構える報道陣にも軽く一礼。報道陣はコメントを求めて質問を投げかけたが、何も語らず車でその場を離れた。
　
　前園氏は午後４時から事務所で謝罪会見を行うが、配布したプリントには事務所の名前で「ご迷惑をおかけしました被害者の方には、改めてお詫び申し上げるとともに、寛大なご対応をいただきましたこと、また、前園本人に対しても温かいお言葉を頂戴しましたことに深く感謝申し上げます」などと書かれていた。