【川田惇史】大阪市議会の美延映夫(みのべてるお)議長(大阪維新の会)の不信任問題で、決議に賛成した公明、自民、民主系の3会派に対し、榊正文・淀川区長(46)が「市民不在の政争に過ぎない」と自らのツイッターに書き込んだ。市議会は「公務員の立場を逸脱した発言だ」と批判、21日にも緊急の協議会を開き、榊区長本人から説明を受ける方向で調整している。

 榊区長は昨年就任した民間出身の公募区長の一人。11~12日、3会派に向けて「堂々と区長対区選出議員と、討論会をしようではないか」「今議会の空転説明責任を果たすべきでないか?」と自身のツイッターに書き込んだ。

 橋下徹市長は15日、報道陣に「維新を批判対象から外すのは問題だ」としつつも「議会に対して意見することは、これまでの区長ではできなかった。外からの感覚を取り入れた効果の部分だと思う」と擁護した。

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