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ちば旬鮮図鑑

ちばの海苔

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ちばの海苔

 東京湾地域には、全国でも有数の遠浅で波の静かな漁場が広がっています。

 海苔の養殖も盛んで、千葉県産の海苔は江戸前の海苔として高い評価を得ています。

 かつて東京湾は、天然海苔の主な産地でした。

 現在では、秋から春先にかけて「海苔養殖」が盛んに行われています。

*写真は昔ながらの支柱柵による養殖です。

●海苔の収穫量
  平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年
千葉県の収穫量(トン) 19,298 21,080 19,853 18,342 18,029 18,826
全国収穫量(トン) 347,354 358,929 386,574 367,678 395,777  
シェア(%) 5.6 5.9 5.1 5.0 4.6 3
千葉県の全国順位 9 8 8 8 8 7
生産額(百万円) 5,627 6,030 5,500 4,714    

*収穫量は生重量

海苔の分類

 紅藻・アマノリ属の一種で、食用として利用されているのは、スサビノリ・アサクサノリなどです。

*写真は海苔の葉体です。

海苔の旬

魚種 旬・出回り期 主な産地
  のり 旬は、11月中頃~3月中頃。出回り期は、10月中頃~4月中頃。 東京湾

海苔の漁期

 養殖期間は、9月~4月。

 収穫期間は、11月上旬~4月中旬で、12月~2月がピークです。

*写真は養殖網の状況です(網に海苔がついています。)

千葉県内の主な海苔の産地

 東京湾(富津市、木更津市、船橋市、市川市)

*写真は昔ながらの支柱柵による養殖です。

海苔の主な漁法

 東京湾は古くから天然の「海苔」が自然発生しており、「海苔」の主産地でした。

 現在でも、秋から春先にかけて、海苔養殖が盛んに行われています。

*写真は摘採(てきさい、船で海苔を網から収穫する。)の様子です。

おいしい海苔の食べ方

 海苔は巻き寿司には欠かせませんが、磯辺揚げなどにも適しています。

 海苔と言えば焼き海苔しか知らない人も多いのですが、産地で生海苔が手に入ったら、是非、三杯酢で食べてみてください。

 また、自分で作る海苔の佃煮も非常においしいです。

海苔の上手な焼き方

 海苔に表と裏があるのをご存知ですか?

 光沢のある面が表で、光沢がなく少しざらついた面が裏です。

 海苔を焼く時は、2枚の海苔の表側を内側にして重ね、外側だけを火にかざします。こうすると、揮発した香りがお互いの内側で吸収され、おいしさが逃げません。

 1枚だけで焼く時も、半分に折って同じように焼いてみてください。

焼海苔 ~千葉ブランド水産物~

 江戸前の海苔の伝統を受け継ぎ「色よし、味よし、香りよし」という三拍子そろった千葉のりは、全国的にも品質の高さに定評があります。海苔の風味を生かし、衛生的な焼き加工が行われています。

 千葉県は数多くの県産水産物の中でも、千葉県を代表し、全国に誇りうるものを「千葉ブランド水産物」として認定しています。海苔では、「千葉ブランド水産物」に次の3品が認定されています。

▼ 手入れ海苔(焼のり) ~千葉ブランド水産物~

▼ 一番摘み青とびのり(焼のり) ~千葉ブランド水産物~

▼ 金田産一番摘みあま海苔(焼海苔) ~千葉ブランド水産物~