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【大リーグ】ドジャース、地元で初白星 新人・柳が救った!7イニング無失点2013年10月16日 紙面から ◇NLCS第3戦 ドジャース3−0カージナルス【ロサンゼルスAPほか】ナ・リーグの優勝決定シリーズ(LCS)第3戦が14日(日本時間15日)、当地で行われ、ドジャースが3−0でカージナルスを破り、1勝2敗とした。ド軍の先発・柳賢振(リュ・ヒョンジン、26)が7イニングを3安打無失点と好投し、韓国人投手ではポストシーズン(PS)初勝利。打線も相手の拙守を逃さず、今季のリーグ最多勝右腕アダム・ウェインライト(32)にPS初黒星をつけた。15日(同16日)は第4戦と、タイガース−レッドソックスのア・リーグLCS第3戦が行われる。 韓国ナンバーワン左腕が、ドジャースの窮地を救った。2−0の7回2死一塁。打席に大砲アダムズを迎え、マッティングリー監督がマウンドに向かった。「あと1人いけるか」。目をぎらつかせてうなずいた柳は「監督の信頼を感じて、燃えた」。直球で空振り三振に仕留めると、珍しく派手なガッツポーズ。観客席では、背番号99のユニホームを着た韓国人ファンが、周囲からハグとハイタッチを求められた。 「0勝2敗ということだけを考えていた。今年ここで投げる最後の試合かもしれないと自分に言い聞かせ、第1球からゾーンに入って集中した。いい結果が出せた」。韓国人投手ではPS初勝利に、柳は満足そうに語った。 6日の地区シリーズ第3戦(対ブレーブス)は3イニング4失点と崩れ、「大試合は序盤の投球が肝要だという大きな教訓を学んだ」。これを生かし、普段は速くても150キロの直球が、この日は初回から95マイル(約153キロ)を計時。宝刀スクリューボールで緩急もつけ、ド軍では1988年ワールドシリーズ第2戦の“ミスターゼロ”オーレル・ハーシュハイザー以来のPS7イニング無失点だった。 単なる1勝以上の勝利だ。第1、2戦は“ダブルエース”を先発に立てるも、まさかの連敗。そして、この日の相手先発はPS15戦で無敗のウェインライトだった。先制点をたたき出した主砲ゴンザレスは「うちはカーショーとグリンキーで負け、今度は同じように相手のエース(ウェインライト)を負かしたから、本当に大きい」。指揮官も「これで流れをつかんだ」と言い切った。 柳は08年北京五輪のキューバとの決勝戦で勝利投手となり、金メダルを獲得。09年WBCも一次リーグの日本戦で1−0勝利に貢献した。「この試合は同じくらい大きかった」と柳。チームの救世主となった左腕は、シリーズがもつれれば第7戦に先発する予定だ。 PR情報
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