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【大リーグ】

上原、日本人投手で4人目のPS勝利 9回の1イニングを3人、9球斬り

2013年10月15日 紙面から

◇ALCS第2戦 レッドソックス6−5タイガース

 上原は5−5の9回に4番手で登板すると、1イニングを三者凡退に抑え、サヨナラ勝ちの“呼び水”となった。日本人投手では2011年の斎藤隆(当時ブルワーズ)以来となるPSでの勝利も手に入れ、「(今日の勝ちは)むちゃくちゃ大きいんじゃないですか。(残り試合も)全力投球するだけです」と試合後も興奮気味にまくし立てた。

 実は準備不足だった。「(8回に)満塁になった時にある程度、心の準備はしていた」と言うが、体の方は…。それまではキャッチボールすら行っておらず、9回は“スクランブル登板”。だが「それが逆に良かった。何も考えず、開き直れた」と上原。いつも通り小気味いい投球でストライクを先行。わずか9球で打者3人を打ち取った。この間、ものの数分。味方の守備時間を極力短くしたことが、サヨナラ勝ちの遠因だった。

 9回無死三塁ではサルタラマッキアの打球が左前に抜けたのを確認すると、三走ゴームズの生還も見届けないうちにベンチを飛び出し、殊勲打の女房役を追いかけ回した上原。第3戦(日本時間16日)からは舞台が敵地に移るが、自身のブログに「胃が痛くなる毎日やわ。でもその中で野球ができる喜びがある」と決意をつづった。

 

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