クライマックスシリーズ前の記者会見で、握手する西武の渡辺監督(左)とロッテの伊東監督=西武ドームで(佐藤哲紀撮影)
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8プラス6連勝で日本シリーズだ! 西武の渡辺久信監督(48)が11日、CS全勝突破を誓った。レギュラーシーズンは8連勝締め。「勝ちっ放しでいくという目標を立てられる」。狙うは楽天・田中撃破も見据えた14連勝。勢いを生かして、一気に突き進む。
手応えはある。8連勝中は救援陣を大胆につぎ込み、1敗も許されない修羅場を乗り越えた。今回は最大3試合の超短期決戦。「シーズン後半から短期決戦のような戦い方をしてきた。(CSも)変わらない」と、既に決戦モードを体験済みの“ぶっとい骨太軍団”に期待を寄せた。
用心も怠らない。この日の記者会見では「五分と五分の戦いになると思う。伊東監督になってチームも昨年までとは変わった」と、昨季5位から躍進したロッテと、かつてバッテリーを組んだ指揮官を高く評価する。今年と同じく2位で迎えた2010年のCSファーストステージではロッテに2連敗。それだけに「勢いがつくと止まらないチーム」と警戒した。
今季、西武ドームでのロッテ戦は9勝3敗。チームは4年連続のCS進出で経験もあるが「データは関係ないよ。やるか、やられるか」と気を引き締める。「相手に勢いをつけさせず2勝して、ファイナルステージ進出を決めたい」。5年ぶりのリーグ優勝を逃した今、狙うのは5年ぶりの日本一だけだ。 (山田孝人)
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