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【プロ野球】

きょうからCS 虎ピンチ? 西岡が体調不良

2013年10月12日 紙面から

 クライマックスシリーズ(CS)は12日にセ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕する。セはレギュラーシーズン2位の阪神が3位広島と甲子園で対戦し、パは同2位の西武が3位ロッテを西武ドームに迎える。11日は各チームが最終調整。初戦で投げ合いが予想される阪神のメッセンジャー、広島の前田健は軽めのメニューで汗を流した。パは予告先発で西武が岸、ロッテが古谷。ファーストステージの勝者はセが16日から、パが17日から始まるファイナルステージ(6試合制)に進み、リーグ覇者の巨人、楽天と日本シリーズ進出を懸けて戦う。

 阪神の西岡剛内野手(29)が11日、体調不良のため甲子園で行われた全体練習に参加せず休養した。今季最終戦となった8日のDeNA戦前後から体調を崩していたリードオフマン。12日のCSファーストステージ初戦を万全で迎えるための措置だった。

 緊張感が高まっていた甲子園での全体練習。そこに背番号7の姿がなかった。まさかのアクシデントが襲っていた。和田監督が明かした不在の理由は「体調不良」。微熱もあるため大事を取ったと説明した。

 「明日?大丈夫や。そりゃ、あいつがおるとおらんのでは流れも、チームの雰囲気も変わってくるからね。病院には行ってると思うけど、あまり大げさに書かんといてくれよ。熱が上がっちゃうから(笑)」と12日の出場に問題はないことを強調。水谷チーフ打撃コーチは「前からしんどかったみたいや」と明かす。

 今季最終戦ではCSに備えて他の主力クラスがフル出場する中、3打席で交代。満足に食事もとれない状態が続いていた。いったんは持ち直して10日の全体練習に参加したが、顔色はさえなかった。重圧がかかる移籍1年目。精神的な疲労が襲っても不思議ではない。肉体的に万全ではないことは、チームにとって決してプラス要素にはならない。

 それでも、西岡は何度も不安を一掃してきた。7月に体調を崩し、病院で点滴を打ちながら迎えた広島戦では、前田健に今季唯一の黒星をつけたゲームでダメ押し適時打を放っている。たとえ手負いの状態でも、力を発揮できる強い精神力を持つ男だからこそ、短期決戦のキーマンであることは間違いない。

 この日、西岡は甲子園に来て、直前まで練習に参加する姿勢を見せていた。是が非でも欲しい初戦の白星。その突破口は必ず、背番号7が切り開く。 (重松健三)

 

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