中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

阪神2連敗で終戦 桧山は意地の惜別アーチ

2013年10月14日 紙面から

◇CSセ・リーグ ファーストステージ<第2戦>広島7−4阪神

試合終了後、ライト位置の芝を触り、グラウンドを後にする桧山(梅津忠之撮影)

写真

 今季限りで引退する桧山が、現役最終打席で虎の意地を見せた。万事休すの5点ビハインド、9回2死一塁。代打で登場すると、1ボールからミコライオの154キロ速球をフルスイング。虎党が席を立たずに残っていた右翼席に惜別のアーチを描いた。見事な2ランで、22年のプロ野球人生の有終の美を飾った。

 「もう1回ああいう打ち方はできない。ボクにも野球の神様がいた。22年間やってきて1番、自画自賛のホームラン」

 公式戦では2011年5月14日の中日戦以来、約2年4カ月ぶりのホームランに笑顔を見せた。チームはまさかの2連敗でCSファーストステージ敗退。怒り心頭のファンも、重々しい雰囲気のベンチも、代打の神様のラストアーチがせめてもの救いだった。

 和田監督は「最後の打席、最後の1球まで全力を出そうとする気持ちを後輩たちに見せてくれた」と桧山に感謝した。現役最後の戦いが終わった桧山は「貢献できなかった悔しさもあるし、あとは後輩たちに託して。優勝できるように、ずっと外から見守って行きたい」と、後輩たちにエールを送って静かにバットを置いた。 (中谷秀樹)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ