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声優らから惜しむ声相次ぐ
10月15日 19時56分

やなせたかしさんが亡くなったことについて、テレビアニメの『それいけ!アンパンマン』でキャラクターの声を演じる声優たちからは、やなせさんの死を惜しむ声が相次いでいます。

戸田恵子さん「先生こそがアンパンマン」

アンパンマンの声を演じる女優の戸田恵子さんは「やなせ先生こそがアンパンマンそのものでした。いつでも優しさで私たちを包んでくださり、分け合うことを教えてくださった。ただひたすらありがとうございましたと感謝を申し上げるしかないのですが、今は決して無くしてはいけない大切な道しるべを喪った感覚です。悲しすぎて全く力が入りません」とコメントを発表しました。

中尾隆聖さん「『ばいばいきん』したくない」

アンパンマンを倒そうと悪だくみをする「ばいきんまん」の声を演じている声優の中尾隆聖さんは、「私の中で、やなせ先生はアンパンマンそのままの方なので、先生はずーっといつまでもいらっしゃる方だと思っていたので、凄くショックでさみしいです。ばいきんまんのオーディションで誰もいなければ、僕がやるとおっしゃっていたのを今でも覚えています」というコメントを出しました。
アニメの中でばいきんまんは、いつもアンパンマンに倒されて「ばいばいきん」とおなじみのセリフを叫びながら去っていきますが、中尾さんはコメントの最後で、「ばいばいきんしたくないです」と述べ、名残を惜しんでいました。

増岡弘さん「自分自身を失うようだ」

「ジャムおじさん」役を務めた、声優の増岡弘さんは「言葉に出来ないほど悲しいです。私にとっては大変大きな存在でした。自分自身を失うようです。私の喜寿の祝いのときに、アンパンマンとジャムおじさんの絵を描いて頂いたことを思い出します。謹んでお悔やみ申し上げます」というコメントを出しました。

サンドウィッチマン「アンパンマンは永遠」

ことし上映された映画、「それいけ!アンパンマンとばせ!希望のハンカチ」に声優として出演したお笑いコンビの「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんは、やなせたかしさんが亡くなったことについて、「僕らもパンがコンビ名で、いつもアンパンマンを意識していました。震災からの復興という思いが込められた映画で、やなせ先生が僕らを選んでくれたと聞いて、とてもうれしかったです。長い間子どもや大人を楽しませてくれてありがとうと言いたいです」と話していました。
また、相方の富澤たけしさんは、「アンパンマンは誰もが通る道。僕の子どもが最近ばいきんまんを覚えて、僕はよくアンパンチをされるようになったので、これからアンパンチされるたびにやなせ先生を思い出すんだろうなと思います。人を幸せにするという意味ではアンパンマンもお笑いも一緒で、アンパンマンという作品は永遠だと思います」と話しています。

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