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見事に男の煩悩を刺激してくれます。

日本で最も有名なコスプレイヤーと言える「うしじまいい肉」さん。ファンでなくとも、彼女の過激なコスプレ画像を目にしたことがある方は多いのでは。

今回の記事では、コスプレとの出会いからエロへのこだわりまで、本人へのインタビューを交えつつカリスマコスプレイヤーうしじまいい肉さんの全貌に迫ります。

それでは米Kotakuのアシュクラフト記者によるコラムをどうぞ。(※ムフフな画像が含まれるため、お仕事中の方は閲覧注意!
 

 

私はあくまで普通のアマチュアコスプレイヤーですよ。

東京のとある簡易食堂で行われたインタビューにて、うしじまさんはそう語りました。普段は社会人として成人向け画像を編集する仕事をこなし、空き時間にコスプレをするそうです。その素顔は本当に普通の女の子という印象。

彼女のファン層は多岐に渡り、いわゆるアキバ系からアーティストに至るまで様々。中でも有名なのは『ストリートファイターII』のキャラクターデザインで知られ、著名なイラストレーターでもある安田朗さん。ペンネームである「あきまん」という名の方が広く知られているかもしれませんが、彼はうしじまさんを描いたエロ同人作品をリリースしたほどのファン。

美形で、スポーティーなショートヘア、メイクも濃すぎないし、何より写真写りがよくて、スタイルが抜群。それが彼女の魅力なんですよ。

安田さんはうしじまさんの魅力をこう語ってくれました。

うしじまさんは自身を「アキバ系」だと認め、幼少の頃からゲーム、漫画、アニメに惹かれていたと言います。特にお気に入りだったのは格闘ゲーム、そしてエヴァンゲリオンのエロ同人コミックだったとか。

20代そこそこの彼女が初めて日本のオタク達の目に留まったのは2007年、彼女のコスプレ画像がインターネットの世界を席巻してからです。それからというものの、彼女は日本のコスプレイヤーのトップに登り詰め、メディアの注目を集めつづけています。東京のオタク街である秋葉原ではアイドルとしての地位を確立、自主制作されるCD-ROM写真集は飛ぶように売れています。

コスプレの世界に飛び込んだのは、本当にたまたまだったんです。

最初のコスプレ写真集を発売したのは2006年、コスプレイヤーの知人に勧められたのがキッカケなのだそう。

13部しか売れませんでした。しかもその内7部は友人が買ってくれたものなので、結果的にちゃんと売れたのは6部だけなんですよ。

しかし2007年には『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』のコスプレ写真集で一大旋風を巻き起こし、以降彼女の過激なコスプレはインターネット上で絶大な支持を集め続けています。

ちなみに彼女のコスプレネーム「うしじまいい肉」ですが、「うしじま」は漫画『闇金ウシジマくん』から取られたもの。一方「いい肉」は一見すると生肉のフェティシズムを感じさせる語句ですが、実は単純に「1129という数字の語呂合わせ。彼女が覚えやすいように、と作ったメールアドレスに含まれる数字です。

どうせなら過激なことをやりたかったんです。普通のコスプレより面白いじゃないですか。

東京出身である彼女はこう述べます。

これにはファンも同意せざるを得ないでしょう。彼女の作品にはゲームやアニメを題材にしたもの以外にも、SMプレイや日本の性産業から影響を受けたものが多く見受けられます。フルヌードにならないだけで、いわばうしじまさんは日本のベティ・ペイジ(アメリカの有名ボンデージ・モデル)。彼女の作品の性心理面だけを取り上げてそう結論付けるのは短絡的かもしれませんが、やはりそれが最も適当な表現に思えます。

 
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うしじまさんの写真集、映像作品はいずれも自主制作。コスチュームは自ら選び、注文を行います。撮影のロケ地、ポーズも自身で決断。もちろん彼女はプロのカメラマンではありませんから、撮影の技術的な面に関しては彼女が選んだカメラマンに任せています。マゾヒズムを感じさせることもある彼女の作品ですが、実際の制作過程の主導権を握るのは彼女自身です。

私は見せたくない部分は見せないし、やりたくないことはやりません。

西洋には主導権を握る、あるいは権力を行使する女性というものにステレオタイプが存在します。パンツルックで、男性のように話したり、などなど。しかし彼女の作品はそんな固定観念を見事に打ち砕くもの。日本ではグラビアアイドル等はタレント事務所に入り、マネージャーが付いてキャリアの手助けをするというのが通例ですが、うしじまさんはそのようなことには全く興味を見せません。

タレント事務所なんかに何を期待すればいいんですか? 例えばやりたくもない仕事を強制されるでしょうし、ファンの方達に会わせてくれなくなるかもしれないじゃないですか。

日本のエンターテイメント業界の大半はタレント事務所に牛耳られています。タレント達は些細なことまで管理され、生活をコントロールされているのです。そんな業界の主流とは一線を画すうしじまさんは、いわば例外とも言える存在。彼女はファンと頻繁に触れ合っているし、ファンの自宅で撮影まで行ったことまであるんですから。

ピチピチの衣装を身にまとい、時に下着をチラつかせつつも、これらの作品が大々的にフィーチャーしているのはうしじまさんではなく、部屋の持ち主。その空間に居住するオタク達を捉えた作品なんです。うしじまさんが横たわって漫画を広げているそばでゲームをするファン。机や棚にびっしりと並べられたフィギュアのように、生きているフィギュアとしてプレステの横でポーズをとるうしじまさん。

私はフィギュアになりたいんです。

単にフィギュアになりたいという訳ではなく、作品の中でそう捉えられたいのだ、と付け加えました。

オタクの中では高価なフィギュアを購入し、撮影するというサブカルチャーが存在しますが、うしじまさんは自身をそういった撮影の「素材」だと見なしています。そう聞いてしまうと、彼女の作品で重要なのは背景やコスチュームであって、本人は動くマネキンに過ぎないという風に思われるかもしれません。しかしこれらの作品で重要なのは単にコスチュームや彼女のセクシーさではなく、オタク文化というフィルターを通して見た時の両者の相互作用なんです。

 
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うしじまさんの作品を深く見ていけば、より色々なものが読み取れます。彼女はアートギャラリーでもコスプレパフォーマンスを行っていますし、彼女の作品は他の似たようなコスプレ作品よりメッセージ性が深いものばかりです。

私は自分の作品をアートだとは思っていません。

彼女はすかさずこう切り返しました。付け加えて、アートというものの定義についてよく考える必要があると。

私の作品は単なる写真に過ぎないし、これ以上言うこともありません。

しかしより深読みすれば、彼女がコスチュームやテーマを選ぶ裏には明確な理由が読み取れます。単なる気まぐれで24万円もするエヴァンゲリオンのラバースーツを買う人なんていませんからね。

うしじまさんは名実ともにオタク界、そしてコスプレ界の頂点に昇りつめ、今では道でファンに見つかってしまうこともよくあるそう。

でも普段は割と地味な格好をしてるんで、目立たないですよ。

セーラー服風のチュニック、信じられない程ミニのスカート、刺繍の入ったヒールを身につけたうしじまさんはクスクス笑いながらそう答えてくれました。

他の有名コスプレイヤーの中にはエンターテイメント業界に入ったり、より小さな業界である(あるいは同じくらいポピュラーとも言える)AV業界に入ったりする人も存在します。

私はどちらにも興味がありませんし、やることはありません。

それよりも彼女が興味を持っているのは、この数年間で彼女が培ってきたノウハウを生かして、新進気鋭のコスプレイヤー達の作品をプロデュースすることのようです。

結局はコスプレが趣味なんですよね。好きなことをやっているだけです。

 
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The Wild, Sexy World Of Japan's Biggest Amateur Pin-Up [Kotaku]

※画像はうしじまさんの許可を得て掲載しています。彼女についてもっと知りたい方はウェブサイトブログツイッターを参照してください。こちらもお仕事中の方は閲覧注意

(上原理)

 

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