同じ団地の隣同士で育ったカンナ(長澤まさみ)とハルタ(高良健吾)。幼なじみのふたりは、お互いを一番近い存在だと感じていた。同じ高校に進学したカンナとハルタは、クラスメイトの朝美(波瑠)と真山(中村蒼)と仲良くなる。遊びに行く時はいつも4人一緒。15才のキラキラと輝く青春の日々がいつまでも続くと信じていた―。ある日、真山が「花火大会、ふたりだけで行こう」とカンナを誘う。戸惑いながらも出かけた花火大会の夜、カンナは真山から告白される。同じ時間、バイト先からカンナの部屋へ自転車を走らせていたハルタは、トラックに跳ねられて死んでしまう。カンナの携帯に最後のメッセージを残して……。大切な人の突然の死……。深い悲しみと罪悪感に襲われたカンナは、その日から恋をすることが出来なくなってしまう。
15才の心のまま年を重ね大人になったカンナは、映画宣伝会社で勤めるようになっていた。行きつけのバーで飲んでいた時、出版社で働く赤沢禄(岡田将生)と偶然出会う。「感じ悪い男……」。核心をつく言葉で自分の心に土足で入り込んでくる禄に反発しながらも、徐々に彼の存在が気になっていく。そして、明るく悩みなど無いように見える禄も実は、辛い過去を背負っていた。小学生の頃、同じクラスの女の子と交通事故に巻き込まれ、自分だけが生き残ったのだ。高校時代、その子の姉・愛実(池脇千鶴)と出会い不思議な経験をした禄。彼は、大人になった今も、亡くなった子の面影を残す、愛実の娘の写真をお守りのように持ち歩いていた。
運命に導かれるように出会ったカンナと禄。
ぶつかり合いながらも、惹かれ合う気持ちに逆らえない。
禄は恋に踏み出せないカンナを救い出すことが出来るのか―。
そして、忘れられない過去を抱えたふたりに訪れる奇跡とは……。