そして、交通事故で15才という若さで亡くなってしまうカンナの幼なじみ・ハルタを演じたのは強烈な個性を放つ俳優・高良健吾。
「何よりも圧倒的な存在感を放って、登場しない残りの時間も観客の記憶に残る、そういう役にしたいと思ったんです。それならば高良さんしかいないと。最初の20分しか出てこないけれど、その20分で観客をハルタに惹きつけるためには、高良さんの存在感が必要でした」(八尾)
そして、禄と一緒に事故に遭い、亡くなってしまった同級生・希実の姉、柿之内愛実を演じたのは、池脇千鶴。姉であり、娘であり、その後には母となる愛実。女性の様々な面を演じる振れ幅の大きい難しい役所だ。
「愛実は全体を引き締める演技派にやって欲しかった。池脇さんは若いけれどキャリアが長いので、何気ない日常のシーンも感情が高ぶる演技もすべて自然にやってくれました。実は愛実をどう演じるのかは、作っている我々も確信が持てないまま撮影がスタートしたんです。池脇さんはちゃんと生きたキャラクターにしてくれましたね」(畠山)
そして、高校時代をカンナとハルタとともに過ごした川口朝美と真山稔邦には、波瑠と中村蒼が抜擢された。
「波瑠さんが演じる朝美は映画の中では断片しか描かれないのですが、原作では非常に重要なキャラクター。彼女の抱えている複雑な感情を少しでも表現したいと思っていました。波瑠さんはそんな朝美のキャラクターを見事に演じてくれて。特に、大人になって再会した瞬間の表情が良いです。波瑠さん自身も原作が好きで、“この役をもらえてすごく嬉しかった”と言ってくれました」(八尾)
長澤と波瑠は、現場でもカンナと朝美のように仲良くなり、ちょうど撮影中だったバレンタインデーには、ふたりで手作りチョコをスタッフにふるまったという。
「真山は、朴とつに見えて、秘めた情熱を持った人物。映画の中でもカンナにはっきりと想いを伝える唯一の人物として登場します。中村くんもわりとシャイで無口なんですが、優しい目の奥に情熱を感じます。その佇まいや、時折見せる猫っぽい笑顔がまさに真山にぴったりだなと」(八尾)
こうして、カンナと禄を取り巻く豪華な布陣が決まっていった。
「何よりも圧倒的な存在感を放って、登場しない残りの時間も観客の記憶に残る、そういう役にしたいと思ったんです。それならば高良さんしかいないと。最初の20分しか出てこないけれど、その20分で観客をハルタに惹きつけるためには、高良さんの存在感が必要でした」(八尾)
そして、禄と一緒に事故に遭い、亡くなってしまった同級生・希実の姉、柿之内愛実を演じたのは、池脇千鶴。姉であり、娘であり、その後には母となる愛実。女性の様々な面を演じる振れ幅の大きい難しい役所だ。
「愛実は全体を引き締める演技派にやって欲しかった。池脇さんは若いけれどキャリアが長いので、何気ない日常のシーンも感情が高ぶる演技もすべて自然にやってくれました。実は愛実をどう演じるのかは、作っている我々も確信が持てないまま撮影がスタートしたんです。池脇さんはちゃんと生きたキャラクターにしてくれましたね」(畠山)
そして、高校時代をカンナとハルタとともに過ごした川口朝美と真山稔邦には、波瑠と中村蒼が抜擢された。
「波瑠さんが演じる朝美は映画の中では断片しか描かれないのですが、原作では非常に重要なキャラクター。彼女の抱えている複雑な感情を少しでも表現したいと思っていました。波瑠さんはそんな朝美のキャラクターを見事に演じてくれて。特に、大人になって再会した瞬間の表情が良いです。波瑠さん自身も原作が好きで、“この役をもらえてすごく嬉しかった”と言ってくれました」(八尾)
長澤と波瑠は、現場でもカンナと朝美のように仲良くなり、ちょうど撮影中だったバレンタインデーには、ふたりで手作りチョコをスタッフにふるまったという。
「真山は、朴とつに見えて、秘めた情熱を持った人物。映画の中でもカンナにはっきりと想いを伝える唯一の人物として登場します。中村くんもわりとシャイで無口なんですが、優しい目の奥に情熱を感じます。その佇まいや、時折見せる猫っぽい笑顔がまさに真山にぴったりだなと」(八尾)
こうして、カンナと禄を取り巻く豪華な布陣が決まっていった。