米シティ、7-9月利益予想に届かず-債券トレーディング不振
10月15日(ブルームバーグ):米銀シティグループ の7-9月(第3四半期)決算は、利益がアナリスト予想を下回った。債券トレーディングと米住宅ローン事業の低迷が響いた。
15日の同行発表によると、純利益は32億3000万ドル(約3180億円、1株当たり1ドル)。合弁証券会社に絡む29億ドルの損失を計上した前年同期の利益は4億6800万ドル(同15セント)だった。一時項目を除いたベースの1株利益は1.02ドルとなり、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト26人の予想平均を2セント下回った。
会計上の調整を除いたベースの収入は前年同期比5%減の182億ドル、費用は4%減の117億ドルだった。
マイケル・コルバット最高経営責任者(CEO)は発表文で「当行の収入を左右する要素の多くは完全にコントロールできるわけではないが、コストは制御できる。今年これまでの経費についての規律と効率改善に満足している」とコメントした。
債券トレーディングの収入は会計上の調整を除き27億8000万ドルと前年同期から約26%減少した。
個人向け銀行業務の利益は23%減の16億2000万ドル。金利上昇を受けて住宅ローン借り換え需要は低迷している。
原題:Citigroup Earnings Miss Estimates on Bond Trading,Mortgages (1)(抜粋)
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更新日時: 2013/10/15 22:57 JST