最終更新: 2013/10/16 03:46

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安倍首相所信表明演説 「原発の廃炉・汚染水対策を全力で」

第185臨時国会が、15日に召集され、安倍首相は、衆参両院の本会議での所信表明演説で、成長戦略の実行に向けた決意を示すとともに、「福島第1原発の廃炉・汚染水対策を全力でやり抜く」と強調した。
安倍首相は、所信表明演説で「『実行なくして成長なし』。この国会は、成長戦略の『実行』が問われる国会です。皆さん、しっかりと結果を出して、日本が力強く成長する姿を、世界に発信していこうではありませんか」と述べた。
所信表明演説で、安倍首相は「デフレからの脱却は道半ば」と指摘し、「経済政策パッケージを果断に実行し、日本経済を持続的に成長させる」と述べた。
また、安倍首相は「2014年4月からの消費税率の3%引き上げを、予定通り実行することを決断した」と説明し、「経済再生と財政再建、社会保障改革を同時に達成しなければならない」と語った。
一方、福島第1原発の汚染水問題にともなう風評被害に関し、安倍首相は「食品や水への影響は、基準値を大幅に下回っている」と指摘し、国として、対策に全力で取り組む姿勢を強調した。
安倍首相は「今後とも、東京電力福島第1原発の廃炉・汚染水対策を、全力でやり抜いてまいります。東京電力任せにすることなく、国が前面に立って、責任を果たして参ります」と述べた。
さらに、外交について安倍首相は、「積極的平和主義こそが、わが国が背負うべき、21世紀の看板であると信じる」と述べ、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に関しては、「年内妥結に向けて、攻めるべきは攻め、守るべきは守り、アジア太平洋の新たな経済秩序づくりに貢献していく」と述べた。
小泉復興政務官は「もちろん、成長戦略を実現しなければいけませんが、目の前の危機でもある汚染水対策、これに対する信頼を得なければ、わたしは、日本全体が笑顔になることはないと思っていますから」と述べた。
民主党の海江田代表は「根拠のない断定でありますとか、意思の力で、自分ならできるという言葉が連発されましたけれども、やっぱり説得力と、それから具体性に欠けたんではないかなというふうに思います」と述べた。
日本維新の会の松野国会議員団幹事長は「われわれは、汚染水、TPP、消費税、このへんで、しっかり議会のチェック機能として、行政を正していきたい」と述べた。
共産党の志位委員長は「1から10まで、大企業応援の内容だったと思います。国民の暮らしが陥っている痛み、苦しみ、およそ眼中にないという内容のものだった」と述べた。
一方、安倍首相の演説について、野党の幹部からは、「具体性に欠ける」、「焦点のTPPや汚染水問題への言及が少ない」などの厳しい声が相次ぎ、みんなの党の渡辺代表が、「デフレ脱却に強い決意があるなら、消費増税はやってはいけない」と述べたほか、社民党の吉田新党首は「国民の切実な要求や声に、応えていない」と批判した。

(10/15 20:37)


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