10月NY連銀製造業景況指数:大幅低下、出荷・雇用など悪化
10月15日(ブルームバーグ):ニューヨーク連銀管轄区の10月の製造業生産活動は予想を大幅に下回るペースに鈍化した。
ニューヨーク連銀が発表した10月の同地区の製造業景況指数 は5カ月ぶり低水準の1.5。前月の6.3から低下した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は7だった。同指数はゼロが景況の拡大と縮小の境目を示す。
ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スウィート氏は、「多くの製造業者が抱える不透明感は、ファンダメンタルズの悪化というよりは米財政の瀬戸際政策によるものだと言える」と述べた。
項目別では出荷が13.1と、1年4カ月ぶり高水準だった前月の16.4から低下した。新規受注は7.8と前月の2.4から上昇したものの、2月の13.3をなお大きく下回っている。今回の景気拡大局面のピークは2009年10月に付けた28.8。
仕入れ価格は21.7でほぼ変わらず。販売価格は2.4と前月の8.6から大幅に低下した。雇用指数も3.6と、前月の7.5から低下した。
原題:Manufacturing in New York Area Cools as Sales, Hiring Slow(1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Ben Schenkel bschenkel@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/10/15 23:30 JSTニュース一覧
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