10月の独ＺＥＷ景況感指数52.8、予想上回る－回復の強さ示す

　　10月15日（ブルームバーグ）：ドイツの欧州経済研究センター（ＺＥＷ）がまとめた10月の独景況感指数 は前月から上昇し、３カ月連続の改善となった。米財政協議の行き詰まりに伴う金融市場の混乱にもかかわらず、ドイツの景気回復が続いていることが示された。

ＺＥＷが15日発表した10月の期待指数は52.8と、前月の49.6から上昇し、2010年４月以来の高水準となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト40人の調査中央値 では前月と同水準が見込まれていた。同指数は向こう６カ月の見通しを示す。

ＩＮＧグループのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏（ブリュッセル在勤）は「この日発表されたＺＥＷ指数は、ドイツ経済に耐久性があるとアナリストらが確信しているとの印象を与えるものだ」とし、「大西洋の向こう側からやってくる新たな暗雲はまだ、アナリストの楽観を曇らせていない」と語った。

ＺＥＷによれば、10月の現状指数は29.7と、前月の30.6から低下。エコノミストの予想中央値は31.3だった。また、ユーロ圏の投資家信頼感指数は59.1と、前月の58.6から改善した。調査は237人の投資家とアナリストらを対象に９月30日から10月14日にかけて行われた。

原題：German Investor Confidence Rises to Highest in Three Years(1)（抜粋）

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更新日時: 2013/10/15 19:03 JST