福島原発4号機カバーの鉄骨完成 11月から燃料取り出しへ鉄骨が組み上がった東京電力福島第1原発4号機の原子炉建屋カバー=29日(東京電力提供) 東京電力は29日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから燃料を取り出すために建設している原子炉建屋カバーの鉄骨を組み上げたと発表した。6月には燃料を引き上げるクレーンの設置工事を始め、予定通り11月から燃料取り出しを始める方針。 建屋の南側に土台となる鉄骨構造の骨組みを建て、そこから建屋最上部の5階を覆うよう鉄骨の枠組みをせり出した構造。組み立ては重機などを使って1月に始まり、29日までに柱38本、はり49本を組み上げた。今後周囲をパネルで覆う。 4号機は水素爆発で建屋上部が大破。がれきは撤去され、プールのある5階がむき出しになっていた。 【共同通信】
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