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汚染水漏れ 腐食の隙間からか10月9日 4時51分
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東京電力福島第一原子力発電所でタンクから300トン余りの汚染水が漏れた問題で、タンクの底のボルトを通す穴の2か所で、幅3ミリ程度の隙間ができていたことが分かりました。
東京電力は、腐食が進んで隙間ができ、汚染水が漏れたとみてボルトでつなぐタイプのタンクをできるだけ早く別のタイプに替えたいとしています。
福島第一原発では、ことし8月、4号機の山側にあるタンクから300トン余りの汚染水が漏れ、一部は海につながる側溝を通じて、原発の専用港の外の海に流出したとみられています。
タンクは鋼鉄製の板をボルトで締めてつなぎあわせるタイプのもので、東京電力が解体して調べた結果、タンクの底の板どうしをつなぐボルトを通す穴2か所で、幅3ミリ程度、長さが1センチから2センチの隙間が確認されました。
隙間の周辺はタンクの外側にかけて腐食していて、東京電力は「ボルトの穴に汚染水が侵入して周辺の腐食が進み、隙間ができて漏れたと考えられる」としています。
福島第一原発には鋼鉄製の板どうしをボルトでつなぐタイプのタンクが300基余りあり、これらのタンクでは、同じようなトラブルが起きるおそれがあるとして、東京電力はボルトを使用せず、溶接するタイプのタンクにできるだけ早く替えたいとしています。
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