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安全審査 関電2原発に対応の遅れ
10月9日 4時21分

安全審査 関電2原発に対応の遅れ
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運転再開を目指す原子力発電所の安全審査を進めている原子力規制委員会が、電力会社が資料を提出した項目についてまとめた結果、審査中の6つの原発の中で関西電力の2つの原発の審査が自然災害への対応を中心に遅れていることが分かりました。

原子力規制委員会は8日の会合で、審査中の6つの原発について電力会社がこれまでに資料を提出した項目をまとめ公表しました。
それによりますと、福井県にある関西電力の大飯原発と高浜原発は、▽地震の想定の前提となる「地下の構造」や「想定する地震」の調査結果を一部しか提出していないほか、▽事故時の対策拠点となる「緊急時対策所」や▽使用済み燃料プールでの重大な事故対策について、資料を提出していません。
規制委員会は2つの原発について「地震や津波の対策で時間がかかっている」としていて、ほかの愛媛県の伊方原発、鹿児島県の川内原発などに比べ、関西電力の2つの原発の審査が自然災害への対応を中心に遅れていることが分かりました。
ただ、いずれの原発も、地震の規模の想定や敷地内の活断層の調査、それに重大な事故が起きる確率の評価といった重要な項目の多くを提出しておらず、審査終了の見通しは立っていません。

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規制委 自然災害対応初調査へ (10月9日 4時21分)

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