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規制委 自然災害対応初調査へ
10月9日 4時21分

規制委 自然災害対応初調査へ
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運転再開を目指す原子力発電所の安全審査を進めている原子力規制委員会は、原発事故後に厳しく求められるようになった自然災害への対応を確認する初めての現地調査を、福井県の高浜原発で今月17日から行う方針を決めました。

高浜原発は、津波や地震の想定で不備が相次いで指摘されていて、調査の結果しだいで審査が長期化する可能性があります。
原子力規制委員会は、ことし7月から、6つの原発について安全審査を進めています。
このうち高浜原発3号機4号機は、地元福井県が試算した津波の想定を取り入れた結果、敷地の一部が浸水するため新たな対策を迫られたほか、隣の大飯原発とともに周辺の3つの活断層の想定で不備を指摘されています。
こうしたなか規制委員会は、原発事故を教訓に施行された新たな規制基準で厳しく求められるようになった自然災害への対応を確認する現地調査を、高浜原発で今月17日から2日間、行う方針を決めました。
規制委員会が自然災害への対応で現地調査するのは初めてで、島崎邦彦委員が津波対策の堤防などを中心に詳しく調べる見通しです。
津波や地震への対応は、今後の審査の柱となる重大事故対策などの前提で、高浜原発は調査の結果しだいで審査が長期化する可能性があります。

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