台風26号:工場操業切り上げ、早期帰宅…各社対応

毎日新聞 2013年10月15日 19時47分(最終更新 10月15日 19時59分)

台風26号の接近に伴い、高波が打ち寄せる海岸=千葉県南房総市白浜町で2013年10月15日午後4時43分、手塚耕一郎撮影
台風26号の接近に伴い、高波が打ち寄せる海岸=千葉県南房総市白浜町で2013年10月15日午後4時43分、手塚耕一郎撮影

 大型の台風26号の接近で15日、企業にもさまざまな影響が出た。終業時刻を切り上げて社員を早く帰宅させたり、16日の操業中止を決めたりするなど、各企業は対応に追われた。【西浦久雄、横山三加子、松倉佑輔】

 飲料大手の伊藤園は15日、静岡県牧之原市にある国内最大の茶葉製造工場の操業を午後3時半に切り上げて終了。16日も通常午前6時半の開始時間を午前9時に繰り下げることを決めた。食品メーカーのニチレイフーズは、千葉県船橋市にある国内主力の冷凍食品製造工場2カ所と福島県いわき市にある関連会社の水産加工工場の16日の操業を取りやめる。

 電機メーカーでも対応が相次いだ。三菱電機は冷蔵庫を製造する静岡製作所(静岡市)で15日夜から16日の朝にかけて働く夜勤を中止。JVCケンウッドも横浜市の本社など関東地方の全5拠点の従業員約2000人について、15日は定時を45分繰り上げて午後5時に退社させた。16日は「交通機関が運転を見合わせている場合は自宅待機」(同社)とする。

 台風の接近が16日の出勤時刻に重なると見られることから、総合重機大手のIHIは同日は終日休業を決定。東京都江東区の本社など関東の3拠点の約6000人が対象となる。また、日産自動車も約2000人が働く横浜市のグローバル本社を16日午前中は休業する。腕時計大手のシチズンホールディングスも約1300人が勤務する西東京市の本社など関東地方の3拠点で16日の始業時間を午後からにする。「通勤途上の安全確保のための対応。始業時刻が遅れるのは初めて」(広報)という。

 流通各社も体制を強化して備える。コンビニエンスストア大手のセブン−イレブン・ジャパンは、交通状況の悪化で各店舗への商品到着が遅れないよう、配送車の増便や出発時間の前倒しなど特別輸送体制を組んだ。一方、主要百貨店各社は15、16両日とも通常通り営業する。ただ「16日朝は従業員が出社できない状況であれば開店時間を遅らせることもあり得る」(各社広報)とし、情報収集を強化している。

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