三鷹刺殺:ネット書き込み認める 容疑者、事件直後
毎日新聞 2013年10月15日 15時00分
東京都三鷹市で私立高校3年の女子生徒(18)が殺害された事件で、元交際相手の池永チャールストーマス容疑者(21)が警視庁捜査1課の調べに「事件直後、インターネット掲示板に事件に関する書き込みをした」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。同課は池永容疑者が所持していた携帯電話の通信記録を解析し裏付けを進める。
捜査関係者によると、事件発生から約1時間40分後の8日午後6時29分、ネット掲示板「2ちゃんねる」に「被害者。無差別ではないです。恨みがありました」とする書き込みがあった。
同課で池永容疑者に確認したところ、書き込みを認めたという。現場から逃走中に持っていた携帯電話で投稿したとみられる。池永容疑者は直後の同31分、現場の女子生徒宅から約600メートル西の路上で三鷹署員に緊急逮捕された。
掲示板には、事件2日前の6日にも「よし(復讐(ふくしゅう)を)してみよ」という書き込みがあり、同課で関連を調べている。
また、池永容疑者が「9月27日に京都から友人と夜行バスで上京し、都内の漫画喫茶で過ごしていた」と供述していることも新たに分かった。翌28日には凶器とみられるペティナイフをJR吉祥寺駅近くの量販店で購入しており、同課は上京後の足取りを確認している。【松本惇、山崎征克、神保圭作】