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https://www.constituteproject.org/#/

いま憲法がアツい!Googleが世界各国の憲法データベースを構築

いま、憲法がアツい!

 1788年のアメリカ合衆国憲法や、フランス革命直後に発布された1791年憲法に起源をもち、近代国家の象徴ともいわれる「憲法」。最近、アメリカでは債務上限引き上げ問題に際し、憲法修正第14条の適応が検討されました。また、フランスでは、水圧破砕法を用いたシェールガス開発の禁止令に対し、合憲の判決が出されました。そして日本でも、第二次安部政権の発足以来、与野党間で憲法論議が繰り返されています。いままさに「憲法がアツい」のです!

Google ideaが提供する憲法サイト「Constitute」

「Constitute」検索画面

 Google ideaが先月9月24日に公開したサイト「Constitute」は、世界各国の憲法が閲覧、検索できる憲法データベース。「比較憲法プロジェクト(Comparative Constitutions Project、CCP)」と共同で作成されたこのサイトには、現在160カ国の憲法がアップロードされています。憲法はすべて英語で表記され、PDF形式とHTML形式でそれぞれ閲覧できます。また、年代別検索はもちろん、300個を超えるタグを使用した検索も可能です。

キーワードを入力すると、関連タグがでてくる。

 現行の「日本国憲法」は1946年の制定以後今に至るまで一度もおこなわれていませんが、世界では毎年20~30カ国で憲法の改定がおこなわれています。さらに毎年、約5カ国が新しい憲法を起草しているというから驚きです。「Constitution」は、各国の役人や政治家などが、憲法の起草や改定に際し、他国の憲法を容易に比較、参照できるようにするために制作されました。

歴史的な憲法も掲載してほしい

 現在、「Constitution」には、160カ国の憲法がアップロードされています。成文憲法の無いイギリスは当然アップロードされていません。また、「謎の民主主義国家」として話題をあつめながらも、国際的には「国家」として承認されていないソマリランドの憲法もありませんでした。しかし、国連加盟国でない台湾の憲法は掲載されていますので、国連加盟国であるかどうかが掲載の是非を決定するものではないようです。

 全395箇条を誇るインドの憲法は、PDF形式で264ページあります。ちなみに日本国憲法は補足も含めて全103条、PDF形式では20ページ足らずでした。憲法全体ではインドの足元にも及ばない分量の日本国憲法ですが、憲法前文はインドよりも断然長いです。前文だけで20行あります。一方のインドは、8行でした。しかもそのうち4行は箇条書きです。イタリアに関しては前文はなかったです。
 現状では、現行憲法した掲載されていない「Constitution」ですが、どうせなら歴史的なものも掲載して欲しいです。ユーゴスラビアやソ連の憲法は資料として価値があります。一行しかないといわれるペタン将軍のヴィシー政府憲法も読んでみたいですね。
 また、個人的には、示唆深さには定評のある「聖徳太子の十七条憲法」なども載せてほしいです。あとは、アフリカの「自称国家」など、マイナーな憲法を集めてみても良いかもしれません。

≪参考リンク≫
https://www.constituteproject.org/#/

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