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福島原発 台風に対策強化10月15日 18時38分
東京電力福島第一原子力発電所では台風26号の接近に備え、対策がとられました。
今月はじめに台風が接近した際には、汚染水をためているタンクを囲むせきの水があふれたり、余裕のないタンクに水を入れすぎて汚染水が流出したりしたため、今回は、タンクや作業員を増やして対応に当たることにしています。
福島第一原発では台風26号の接近に備え、15日、原子炉に注水するためのポンプや配管などが強風で倒れたり外れたりしないよう、ロープで固定されているかを確認したということです。
今月はじめに、台風が接近した際には、タンクを囲むせきの水の一部があふれたほか、傾いた場所に設置されたタンクにせきの水を移送したところ、事前の検討が不十分だったため、汚染水が漏れ出すなど、ミスやトラブルが相次ぎました。
このため、今回はせきにたまった水を別のせきや近くのタンクに移す従来の対策を行うとともに、およそ4000トン分のタンクを新たに確保し、さらにせきの水位が高くなった場合に備えています。また、水の移送作業に専門的に取り組む作業員を50人確保し、対応に当たることにしています。
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