東レは愛媛工場(愛媛県松前町)で生産した樹脂チップの輸送体制を見直す。同工場から名古屋市内の倉庫までの輸送を、11月から現在のトラック中心から鉄道主体に切り替える。環境負荷の小さい輸送方法に移行する「モーダルシフト」の一環で、鉄道主体にすることで二酸化炭素(CO2)の排出量を約7割削減し、輸送コストも十数%抑えられるとしている。
同工場の樹脂チップはプラスチック製品の原料となり、「フレキシブルコンテナバッグ」(フレコン)と呼ばれる化学繊維などで作られた筒状の袋に入れ運んでいる。これまでは新居浜港(愛媛県新居浜市)から神戸港までフェリー(運航距離220キロメートル)を利用するものの、名古屋市の倉庫まで全区間をトラックで運んでいた。このためフェリー区間を除くトラックでの走行距離は259キロメートルに上っていた。
新たな輸送方法は同工場から松山市の貨物駅までトラックで運び、鉄道用コンテナに積み替えて名古屋市の貨物駅まで鉄道で輸送。再びトラックに積み替えて倉庫まで運ぶ。トラックの走行距離は13キロメートルで済む。CO2排出量はトラック主体時の約3割に当たる、年414トンに抑えられるという。
東レ、鉄道、フレコン、樹脂チップ、モーダルシフト
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