チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

台風26号に最大限の警戒を

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静岡の河津です。

大型で強い台風26号が日本列島に近づいていて、
これから各地でしだいに雨、風、波が強まり大荒れの天気になります。
関東では16日の未明〜朝ごろが荒天のピークとなりそうです。
通勤時間帯と重なりますが、交通機関にも大きな影響がありそうなので、
今のうちに対策を考えたほうがよいでしょう。

状況は刻一刻と変わるので、最新の情報を確認してください。

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数値予報資料 16日9時の地上気圧配置(14日21時初期値)

16日9時の予想を見てみると、渦を巻いた等圧線の中心が関東付近にあって、
関東地方にかなり接近、上陸する可能性もあるようです。

10月の台風上陸は平年ですと0.2個ですから5年に1度くらい。
関東では近年ですと2002年の10月1日に台風21号が神奈川県の川崎市に上陸し、
被害をもたらしました。
この時の上陸時の中心気圧は960hPaでしたが、今回の台風26号も同じ位の気圧で関東に近づくため、
最大限の警戒が必要です。

仰々しい台風の報道に肩透かしを食らった経験はあるかも知れませんが、
それでも常に最悪の事態を想定しての行動をお願いします。
想定外の事態は、突然やってきます。

河津真人

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根拠はなくても価値はある

こんにちは。仙台の平野です。
 
きょう10月14日は「体育の日」です。
移動性高気圧に覆われ、広い範囲で秋晴れとなっていて、
絶好のスポーツ日和、お出かけ日和の天気となっています。
 
 
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体育の日というと、私の中では未だに10月10日のイメージが強く残っています。
 
1964年に開催された東京オリンピック。
その開会式が行われたのが10月10日だったことから、
1966年に、この日を「体育の日」として祝日となりました。
 
しかし、「ハッピーマンデー制度」の実施により、
2000年から10月第2月曜日を体育の日と定め、
ご存知のように、以後、毎年日付はバラバラとなっています。
 
10月10日開幕というのは、“秋季”オリンピックといっていいくらいの遅さですよね。
東京の夏は気温と湿度が高く、
10月上旬までは秋雨前線が停滞することなどを考慮して日程が決められたようです。
 
そしてもう一つ、10月10日は晴れる確率が高かったからとも言われています。
いわゆる、晴れの「特異日」といわれるものです。
 
 
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実際、10月10日の東京の天気出現率(1981年〜2010年)は、
晴・・・70.0%  曇・・・16.7%  雨・・・13.3%
 
前後の日に比べて、晴れの確率が突出して高くなっています。
これだけ高ければ、晴れの「特異日」といってもよさそうです。
 
 
一方、2000年以降の「体育の日」の天気はどうだったかというと、
晴・・・6日  曇・・・0日  雨・・・7日
 
晴れと雨が半々くらいです。
(晴・・・日平均雲量8.5未満  曇・・・日平均雲量8.5以上  雨・・・日降水量1.0ミリ以上)
 
やはり、日付が10日の前後にずれることで、
統計通り、体育の日が晴れる確率も低くなっているようにもみえます。
 
 
「特異日」というのは、特に科学的な根拠があるわけではありません。
ただ、“根拠”はなくとも、利用する“価値”はあるものだといえるのではないでしょうか?
先の計画を立てる際の、参考にしてみるのもいいかもしれません。
 
●東京管区気象台 日別天気出現率
 

さて、特異日があるのは、晴れだけではありません。
大型台風が来襲しやすい、いわゆる「台風の特異日」というのもあり、
9月17日頃や26日頃が有名です。
 
そこからすでに半月以上が過ぎていますが、
まだまだ気が抜けない日々が続いています。
 
日本付近を広く覆っている移動性高気圧と、
大陸に控えている次の高気圧の間に割り込むような形で、
大型で非常に強い台風26号が北上してくる見込みです。
 
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まず、あすにかけては、沖縄・大東島地方にかなり接近します。
特に暴風・高波に厳重な警戒が必要です。
 
予想される最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル、
波の高さは9メートルと、猛烈にしける見込みです。
 
きょうは、スポーツや行楽もいいですが、台風への備えも忘れないようにしてください。
 
(※画像は気象庁ホームページより)
 
 
平野 貴久

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暑さ涼しさと台風

大野治夫です。

11日に続いて12日も関東を中心に30度を越えた真夏日になりました。

東京では、さくらが咲いた所があったというニュースもありました。


このような暑かった関東も、寒冷前線のしっぽが通過した夕方からは、北西から冷たい空気が流れ込み、一気に気温が下がりました。

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この時の気温の様子を見ると、17時の時点で東京の気温は30度近くあるのに、そこから100km程離れた群馬県では20度以下になっている所もあるのです。
 
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100kmと言えば、秒速10メートルで風が吹けば、3時間程でそこの冷たき空気が入ってくる距離です。

特に日差しのない夜の気温の低下は、著しくなる見込みです。

 

さて、涼しくなって本格的な秋になりました、というより、この気温差は日本付近には暑い夏の空気と寒い冬の空気が隣り合っているということに他なりません。

そして、その境目は台風の通り道にもなりやすいのです。

夏の空気と冬の冷たい空気の境目は南北に移動するため、もう一度、北に移動した時に台風が近付けば、台風が日本に近付くこともあり得るのです。

 
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台風は台風の動きというより、周りの状況を予想することでその動き方が見えてくるものです。


大野治夫

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