2013.10.15 05:02

阪神・福留、両ひざ精密検査へ…最悪手術も

虎風荘を訪れた福留。来季は144試合フル出場が目標だ

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 阪神・福留孝介外野手(36)が、近日中に両ひざの精密検査を受けることが14日、わかった。鳴尾浜を訪れたベテランは今季、左ひざの手術を受けるなどで、出場63試合止まり。虎2年目の来季に向け、体を万全の状態に整え、目指すは144試合出場だ!!

 来年こそは、巻き返す-。そのための第一歩が万全なコンディション作りだ。福留が近日中に両ひざの精密検査を行う。

 チーム関係者が「大事をとって右(ひざ)だけでなく、左(ひざ)も見てもらうことになると思う」と明かした。

 前日13日のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦(広島、甲子園)では、「5番・右翼」でスタメン起用されたが、右ふくらはぎを痛め、二回の守備から交代。原因として、5月に手術を受けた左ひざをかばう影響なども考えられる。同関係者によると最悪、再手術の可能性も残すが「3カ月、あれば大丈夫。それに、この時期なら開幕も間に合う」と明かした。オフの期間を利用し、徹底的なメンテナンスをする運びとなった。

 福留はこの日、鳴尾浜を訪問し、選手寮に約20分、滞在。帰り際に「何もない。知らん」とだけ話した。2軍の権田トレーナーは「まだ何も聞いていません」と語ったが、15日以降のスケジュールを話し合った可能性もある。

 6年ぶりに日本球界に戻った虎1年目は63試合の出場に止まり、打率・198、6本塁打、31打点。期待を裏切る結果に終わった。まずは、全試合出場できる戦闘ボディーへの見直しから、ベテランの戦いが始まる。

今季の福留と故障

 ★5月3日 ヤクルト戦(甲子園)の第1打席で左足に違和感。二回終了後にベンチへ
 ★同28日 「左ひざ内側半月板のクリーニング術」を受ける
 ★8月13日 広島戦(京セラD)で復帰
 ★同28日 巨人戦(東京D)で同点2ランも、六回に左ふくらはぎの張りで途中交代
 ★9月1日 左ふくらはぎ痛で登録抹消
 ★同11日 中日戦(甲子園)で復帰
 ★10月13日 CSファーストS2戦で二回の守備からベンチに退き、和田監督が「右ふくらはぎ痛」と説明

(紙面から)