東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設地を選ぶため、環境省は11日、福島県双葉町でボーリング調査を始めた。約2カ月間、十数カ所に穴を掘り、地盤の硬さや地質などを調べる。
中間貯蔵施設は、双葉町のほかに大熊町と楢葉町に建設する計画になっている。環境省は2015年1月からの搬入を目指している。大熊町と楢葉町のボーリング調査はすでに終了し、両町の候補地で施設の建設は可能という結果が出ている。しかし、住民の反発などもあり、両町ともまだ建設の受け入れを表明していない。