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米大統領、債務上限で下院共和党案拒否 上院で協議

2013/10/13 20:37 (2013/10/14 1:19更新)
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 【ワシントン=中山真】米政府機関の一部閉鎖と債務上限の引き上げ問題は13日、事態打開に向けた民主、共和両党の攻防が続いた。下院共和党が示した6週間に限って債務上限を引き上げる譲歩案をオバマ米大統領が前日に拒否。協議の舞台は民主党が多数を握る上院に移ったが、上限を上げる期間などを巡ってなお溝がある。

 野党共和党指導部のベイナー下院議長は12日、下院共和党の全議員を議会に集め、ホワイトハウスとの交渉状況を説明した。6週間の債務上限引き上げと政府機関の再開を認める代わりに、社会保障関係費の削減を柱とする超党派の財政協議機関の設置を提案していたが、オバマ大統領が拒否。同議長はこの結果、下院共和党としての協議継続は難しくなったとの認識を示した。

 これを受けて、上院では民主党のリード院内総務と共和党のマコネル院内総務が議会内で約1時間協議した。リード氏は米株式市場が取引を再開する14日までの合意を目指す考えを明らかにしたが、13日午前の段階では目立った動きはない。

 上院では共和党が(1)来年1月末までの債務上限引き上げ(2)政府機関再開のための半年間の暫定予算案の可決(3)医療保険改革法(オバマケア)の一部修正――を組み合わせた案を検討している。一部の民主党議員は賛成する考えを示しているが、リード氏は債務上限の引き上げ期間やオバマケア修正などに難色を示しているもようだ。

 共和党のポール上院議員も13日のCNNテレビ番組で「無条件での債務上限引き上げには反対だ」と改めて強調した。

 民主党が多数を握る上院に協議の場が移ったことで、今後は超党派の合意を得られる案がまとまるかが焦点となる。債務上限引き上げと政府機関の再開に必要な法律の成立には、共和党が多数派の下院でも可決する必要がある。民主党幹部は上院で超党派による圧倒的な賛成で可決すれば、下院でも共和党の一部穏健派と民主党の賛成で可決できると見ている。

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