【ワシントン=森本学】国際通貨基金(IMF)は12日、各国の財務相らによる国際通貨金融委員会(IMFC)をワシントンで開き、米国に財政問題の早期解消へ「緊急行動」を促す声明を採択して閉幕した。議長を務めたシンガポールのターマン副首相兼財務相は閉幕後の記者会見で「最も重大な短期的リスクは米債務問題だ」と指摘。解決できなければ世界経済に甚大な悪影響を与えるとの懸念を強調した。
声明は「米国は短期的な財政の不確実性に対処するため緊急の行動を取る必要がある」と強調。11日閉幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の共同声明と全く同じ表現を盛り込んだ。G20と足並みをそろえ、米国に財政問題の早期解消を促した。
米国の金融緩和縮小などを念頭に、金融政策の変更は適切なタイミングで明確な意思疎通をした上で進めるべきだとも明記。IMF改革では、新興国の発言権を高める出資比率の見直しを進めることを確認したが、議論は進まなかった。
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