魔王少年リリカルカンピオーネ (ヤギ3)
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ここから数話にかけてとてつもなくグダグダになります。
グダグダ注意です。
グダグダ注意です。
第7話 ロッテの転校
「転校生を紹介します。じゃあクラウゼヴィッヒさん自己紹介をお願い。」
「はい。シャルロッテ・クラウゼヴィッヒです。よろしくね?」
ついにロッテのやってくる日が来てしまった。
男子は、美少女と言っていい彼女がクラスに入ることがうれしいらしい。まあ、わからんでもない。彼女は身長が高く、メリハリのある体つきをしているし、顔もいい。だが・・
「うおーーー!ボーイッシュ美少女来たーーーー!!」
神威!お前は騒ぎすぎだ!
「シャルロッテちゃんかぁ。なんだかかっこいいね。」
隣にいる高町さんがそう感想を漏らす。僕も初めて会ったときは狼のような凛々しい印象を持った。だけど中身は、チャランポランなんだよね。
「じゃあクラウゼヴィッヒさんの席は、月村さんの横でいいかしら。」
「はい。いいですよ。」
ロッテの席は、一番後ろの窓際かー。いいなぁー。ちなみに僕はちょうどクラスの真ん中だ。
「それじゃあクラウゼヴィッヒさんとの親睦を深めるためにも1時限目は自習にします。」
自習という意味は決して親睦を深めることに関係してないと思う。
「ねえねえ。どこの国の人なの?」
「ドイツだよ?いい場所だよー。ご飯もおいしいしね。」
「へーいいなー。」
「良ければ今度ご馳走するよ?」
「えっ!いいのっ!?」
「そんな事もしてあげないほど私は狭量じゃないよ。」
「わーい!やったぁーー!」
そんな微笑ましいやり取りがロッテの席で繰り広げられている。
「それにしても日本語上手やね。」
そんな関西弁で質問をしてくれた八神さん。あなたに言いたいことがある。
チクショウ!!なんてこと言ってくれやがったんだ。そんな質問をしたらロッテの奴、面白がって・・・・。
「ああ。王様が教えてくれたからね。ねっ。王様?」
「へっ?王様って?」
「そこにいる彼だよ?逆月結城君。彼が手取り足取り教えてくれたんだぁー。」
こういう風にとんでもない爆弾落としてくるに決まっている!
「どどどどどどういうことだ結城!?こたえろ!包み隠さず全て!!」
「それに王様ってどういうことや!?王様ゲームでもさせとるんかいな!」
「逆月くん・・・・。それはさすがにないの・・・・。」
上から大輔、八神さん、高町さんだ。というか高町さん。あんた何気にひどいな。
「てめえ!どういうことだアアン!?このど腐れ外道が!!彼女に何をした!?」
「わかった。話すから。胸倉つかむのをやめろ。制服が伸びる。」
この後、数時間に及ぶ説得の末何とか皆様のご理解を得られました。
「ねえ王様?王様も一緒にこの町案内してよ。」
月村さんと八神さんを引き連れたロッテはそんなことを言ってきた。隣の席の月村さんと仲良くなってそのあとに八神さんと仲良くなったのかな?
「ヤダ。」
「あれぇ?もしかして朝のまだ怒ってる?」
「当たり前だ。危うく僕はこの年で性犯罪者の仲間入りをしてしまいそうなところだったんだぞ。」
僕はこの年で前科持ちにはなりたくない。・・・結構手遅れな気もするけど。
「あはは。ごめんごめん。王様と一緒にいられる時間が増えてうれしくってさ。ついやっちゃったんだよね。」
「はぁー。わかった。案内しよう。それでいいか?月村さん。八神さん。」
「うん。いいよ。」
「ええけど、1組の方の友達も呼ばせてもらうで。ええよな?」
「いいよ。そのかわり僕の親友も呼ばせてもらおう。・・・おーい!大輔ー!」
「なんだー!?」
「ロッテに町案内するんだけどお前も行くかー!?」
「もちろんだぜーー!!!」
そんな馬鹿でかい声を聴いて、僕は満足げに頷く。
こうして、シャルロッテ・クラウゼヴィッヒのための海鳴市案内ツアーのメンバーがそろった。
高町なのは、八神はやて、フェイト・T・ハラオウン、月村すずか、アリサ・バニングス、峰岸龍馬、熊田大輔そしてこの僕、逆月結城。
なかなか楽しそうなツアーになりそうだ。
文才のない自分がニクイ。