2013年 10月 14日

BVE5 近鉄奈良線

殺風景なBVE近鉄奈良線ですが様々な形でのご支援があり、再度公開する運びとなりました。



今回の目玉は、ばんてつ氏の9020系すかじゅん氏の1010系と拙作5800系の3車種が使用可能になっている点です。

路線側は2011年のBVE5変換以来の累積的パッチワークですが、新型ATSへの変更、緩和曲線などを使用した線路回りの改良を行っています。

ダウンロードはSkyDriveから Kintetsu-Nara-Exp1630.zip (路線+5800系) (66.8MB)と説明書Readme.pdf(2.08MB)をご利用ください。

なおATSプラグインの仕様変更により、ATS復帰操作に「Home」キー押下を要するようになりました
その他詳細は説明書をご参照ください。

# by ec207 | 2013-10-14 09:33 | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 05日

KO-ATC/10-300型 BVE5 2013年10月改修について

前回改修から1年あまりを経過してBVE本体のバージョンアップで誤動作が見られることから、10-300型の改修を行いました。

主に不具合対応とこの1年間で頂いたご指摘による修正を行ったもので、BVE5.3~5.4の新機能は使っていません。

【ファイルの在処】 SkeDrive上のKO-Uma.zipをご利用ください。 (24.1MB)

BVEのScenariosフォルダに入れる際、2012年公開分をお持ちの方は、既存のKO-Umaフォルダを消して入れ換えることを推奨します。

【運転方法などは初回公開時の記事を参照】
http://ec207.exblog.jp/16599522/

具体的な改修点:
(1) 車両性能テーブルの修正

 ブレーキをかけた際に滑走する現象の対策です。

(2) KO-ATCプラグイン

 1) ATC非常ブレーキ動作条件成立時に信号現示が×にしていたのを「ATC非常」表示灯点灯のみに変更。
   (fewrgf 氏の2012/11/28ご指摘による)

 2) ATCブレーキ動作時に力行中だった場合における力行遮断を高速化 

 3) 緩和ブレーキの挙動の見直し
   (ハルソラ 氏の2012/9/22のご指摘による)


(3) ブレーキ緩解音(高圧)のコメントアウトを除去
   (BVE5.4で使用した場合に鳴る効果音)

(4) BVE5.3で運転士の頭の揺れが加わったことに伴う、運転台パネルの微調整

# by ec207 | 2013-10-05 18:24 | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 24日

電制の性能曲線

電制の性能曲線の注意事項も書き出してみました。

1. 常用ブレーキ用の性能曲線は1つ(1ノッチ)だけ設定できます。
 ブレーキ力は空気ブレーキ系の指令値に応じて自動的に計算されます。
 従って、この「1つだけ」のノッチ曲線には最大の電流・ブレーキ力を入れることになります。

2. 空車時と満車時の性能曲線を電流・ブレーキ力ともに設定できますが、
 ブレーキ力は空気ブレーキ系の指令値に応じて自動的に計算されます。
 従って、乗車率の設定(※)がいくらであっても満車時の性能曲線の値が上限値となります。

 それでは、なぜ空車時と満車時の性能曲線を設定してやるかというと、
 「速度何km/hのときに電流何Aでブレーキ力何N」という計算を行うためです。

※停車場リストファイル。通例stations.csvとして使われているもの

3. 抑速ブレーキノッチ(マスコンハンドル逆回し)がBVE5.2から設定可能になりましたが、
 これは電制の性能曲線に設定して使用します。

 これを使用する場合、抑速ブレーキ段いくつかと+前述の常用ブレーキを入れた性能曲線ファイルを作成します。
 ハンドルの指令値は正の整数で記述しますが、ATSプラグインにおいてはマスコンハンドルのパラメータに負の数が入った値で受け渡しします。


# by ec207 | 2013-05-24 21:28 | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 22日

電車が思い通りに加速してくれないとき

BVE5では力行・電気制動の性能には、引張力の単位に力学の「N」を使用するようになりました。

引張力[N]と加速度[km/h/s]との関係などは力学の話なので割愛するとして、
BVEの動作を見る上で重要なのは、応荷重制御やジャーク制御は、引張力の算出に
電流テーブルの値を用いて比例制御している点です。

この電流値は電動機電流を基準とし(パンタグラフ電流ではない)ますが、
その単位は各電流テーブル間で整合性がとれていればよく、
電流計がついていない電車であれば最大値を100[A]などと決めても問題ありません。

しかし、重要なのは「空車時電流」「満車時電流」「空車時引張力」「満車時引張力」の4つのテーブルが
整合性がとれていてはじめて、ジャーク制御や応荷重制御の引張力が正しく計算される点です。

同じノッチ(下図のExcelの列に該当)は、
・電流が大きければ引張力も大きい
・電流が同じなら引張力も同じ
・小数点以下のゴミに注意。割り算に使われることを考慮する。
・各CSVファイルの列数が同じであること
・余分な空白や全角文字(読み取り不能)がないこと

といった合理的な値が入力されている必要があります。

なお、引張力について特筆すべき点として、BVE5.3では、定員100%は乗車150人×65kgで荷重計算しているそうです。


# by ec207 | 2013-05-22 22:08 | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 19日

距離程を直したくなったら

BVE5のmapファイルの記述は、ある程度規則性を持たせておくと後々便利かも知れません。

たとえば、コンバーターから出力されるファイルは

距離;
[TAB] 構文;
[TAB] 構文;
[TAB] 構文;
距離;
[TAB] 構文;


のようになっていますが、これはタブ区切りのため一部を抜粋してExcel上で編集することが容易です。
そのため、下図のように距離程だけをまとめて移動したいときにExcelの関数を使うといったことも簡単です。

※下図の場合、数式
=IF(ISNUMBER(VALUE(LEFT(A1,5))),VALUE(LEFT(A1,5)-25)&";","")
で距離を25m減じたのち、値貼り付けしています


# by ec207 | 2013-05-19 21:51 | Trackback | Comments(0)


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