2013年10月14日

リアルクズ




久しぶりの更新…
そして、今から書く文章は俺の身の回りで起こった(起こした)話である。決して、嘘でも作り話でもない事は頭に入れておいて頂きたい…








6月頃に投稿した記事を読んだ人なら知っていると思うが、現在も俺は例の家具配達の仕事を続けているのだけれど、2か月ほど前に俺の頑張りが認められて、遂にバイトの立場から正社員に登用されたのである。

長いニート生活を経て、ようやく俺は社会復帰を果たす事ができた…と思っていた。




しかし、現実は甘くない。
正社員に登用されて以降、会社はバイト時代以上の物を俺に求めてくるようになっていたのである。


話は3日前に遡る…

家具配達が終わって会社に戻っていた俺は、何時ものように明日の家具配達の段取りをしていた。
するとそこに別便の家具配達からもどってきた先輩社員(俺より2つ歳上の社員。以降はAと記す)が、「新しく入って来た19歳の契約社員動きがいいわー。お前以上に動きがいいから、お前も頑張らないとすぐに追い抜かされちゃうぞ」と言い出して来たのだ。
最初は心の中で「そんなのに抜かれる訳ないじゃん。俺の事舐めすぎ」と思っていた。


それから数分後、今度は別の先輩社員(以前記事に書いた偉そうな歳下の先輩社員。以降はBと記す)が「明日、誰と配達に回りたい?」と聞いてきた。(あれから数か月になるが、出世したBは配車係を務める立場にまで成り上がっていた)。
その問いに対して俺は「別に誰とでもいいよ」と言った。すると突如Bは「自分、干されているの分かってる?」と言い出して来たのである。

ここで先輩Aも加わって、AとBは俺に長い時間説教をしだした。
さっきのAとの会話を後ろで聞いていたBは『俺に対して抱いていた不満を切り出す好機』だと思ったのだろう…そしてBの作りだしたきっかけに、うまい具合にAも便乗した感じだった。

以下はAとBの説教の内容を簡潔にまとめた物である。

>「同期のC(俺と同じ時期に入社して正社員になった2つ年下の奴)にお前はほとんど劣ってる。唯一お前がCに勝っている点はミッションの車が運転できる事だけだ」
>B曰く「Cは仕事ができると思っているから、運転しかできない派遣業者の人の助手に配車ができるんだ。お前は5か月にもなって全然技術を身につけれてないから、そういう人の助手に配車できないし、誰の助手につければいいか困っている状態なんだよ」
>B曰く「俺はあんまりお前と宅配に回らないから知らないけれど、お前と宅配に回っている色々な人からお前の評価を聞いている。良い事を言ってる人もいたし、悪い事を言っていた人もいたけど、総合的に判断した結果が今のお前の状況なんだよ」
>Bの「俺は入社して3か月で運転手として派遣社員と宅配に出てるんだぞ」という話題に対して、Aが「まあ、本来ならそれぐらいの期間で一人前になってもらうのが理想だったな」
>A曰く「お前が頑張ってるのはわかるが、それではまだまだ頑張りが足らないんだ」
>A曰く「運転手は運転と組立て家具を部屋に運ぶだけ。助手は組立家具の組立てと、商品説明、客から伝票にサインを貰う等のすべての事をできなくてはならない。お前はそれをできているのか?」



大体まとめるとこんな感じだけれど、要するに入社して5か月。正社員にもなったのに、お前はバイトの頃と状況や立場や考え方が変わっていないという事であった。


AとBの説教を俺は憮然とした顔で聞き続けた…「俺なりに頑張っているのにどうしてわかってくれないんだ…」という不満を胸に抱いて…

そして、俺は葛藤する。この仕事、俺に向いていないから辞めようかな…と。

元々この仕事自体に対する不満は結構あった。休みが基本的に週1しかなく、6日も仕事に行かなくてはならない事。客の家の壁等に家具をぶつけないように気を遣わなくてはならない事…
そして俺が一番抱いている最大の不満は常に二人一組で行動しなくてはならない業務スタイルである。
以前よりもマシになったとはいえ、やはり先天的コミュ障である俺にとって、一緒に宅配に回る人に対してイチイチ気を遣わなくてはいけない事がたまらなく苦痛だった…

俺の頑張りを認めてくれず、ここぞとばかりに説教を繰り広げたAとBの一件があったせいで、俺は精神的に追い詰められる事となったのである。
もちろん、この2人に悪気はないのは分かっている。AとBは俺と歳も近いから『この仕事を続けていく以上は、お前には戦力になってもらうためにもっと頑張ってもらいたい』という意図があった上での説教だったというのは分かっている…
しかし、俺は性格がひん曲がっている人間なのだ。普通の人なら説教された事で「なにくそ!!」という気持ちでより仕事に熱をあげる所かもしれんが、俺はそうじゃない。

何故なら俺は、仕事=金稼ぎという考えしかないからだ。仕事などに一日の大半を削るのが何よりも苦痛だし、自分の趣味の時間が一番大切。仕事は生きて行く為に仕方なくやってるだけという考えしかないからだ。

典型的なニート思考だが、分かってくれる人もいるでしょう…



AとBの説教で燃え上がるどころか、より一層仕事に対する情熱とやる気を失った俺は『残るか辞めるか』の葛藤でしばらく悩む事となる。

結局、次の日は「頑張らなくちゃ…」という思いで仕事に出た。
しかしこの日、一緒に宅配に回る事となったのはこれまた説教の多い先輩D(客の前でもお構いなしに説教する)であり、この日も俺は細かい部分で何度もDに説教されるのであった…

ついこの間まではこの仕事に対する情熱は少なからずあったし、このまま続けて行けばいつか一人前として認められるだろうと思っていたのに、これまでの俺の5か月を全部否定したAとB…そして、Dとの宅配の一件により、俺の葛藤は『辞めたい…』の方に傾きつつなってしまう。(しかし、考えてみればいまだに説教される回数が減らず、前日の客への電話対応などでも頻繁に粗相をやらかして、客を不機嫌にさせていた俺を冷静に評価すると、AとBが抱いている俺の評価は当然の事かもしれん…でも俺がこの仕事を俺なりに頑張っていたのは事実だし、そこを評価されなかったのは何よりも悔しい)


そして決め手となった出来事は昨日の事である。

相変わらず『残るか辞めるか』の葛藤で悩んでいた俺だったが、この日の帰り道(先輩Dと宅配に回った2日前の日)にポケモンXYをようやく購入!仕事の悩みを吹き飛ばす思いで、ポケモンXYに没頭し、気が付くと夜中の4時までプレイしていた(21時ごろに帰宅してからずっとプレイしていた)。
深夜4時を回った辺りで眠気に襲われたので俺は寝床についた。やる気がなくなったとはいえ、この日も仕事があったので、一応朝の7時に起きれるように目覚ましをセットしてから…

何時ものように7時に目覚ましのベルがなり、俺は目覚ましを止めた。
しかし、睡眠時間不足からくる眠気に敗れてしまった俺は、あろう事か二度寝をしてしまったのである。

次に目が覚めたのは8時30分頃(本来なら8時までに会社に行かなくてはならない。完全に遅刻の時間帯である)。けたたましく鳴る携帯電話からの着信音である。
電話の音で目を覚ました俺は現在時刻を確認する。そしてすぐに察することができた…「ああ、会社から電話がかかってきているんだな…」と。
普通はここで電話に出て「すいません!すぐに会社に行きます!」と言うのが常識であろう…
しかし、俺が取った行動はまさかの無視であった。電話は1分以上なり響いて、そして止まった。この1分間、俺が何を考えていたのかは自分でもよく分からない…しかし一つだけ分かるのは、少なからず残っていた仕事に対するやる気が、一気に奪われた感覚だけであった。

昨日の出来事である…俺は前に6年間勤めていた職場でも一度もやらなかった人生初めての無断欠勤をやらかしたのである。
それからというもの、会社からは数時間置きに何度も電話がかかってきた(着信履歴を見たら8回近くかかってきてた)。しかし俺は会社からの電話に全て無視を貫き、心の中に残る罪悪感を胸に抱きつつ、ずっとポケモンXYをプレイしていたのである…

「無断欠勤なんかして、明日からどうすればいいんだろう…」
「母親に連絡されたらどうしよう(実をいうと、現在俺は親元を離れて下宿先で暮らしている。今の職場が実家から通うと少し遠いからである)」
「いや、これは仕事を辞めるいいきっかけかもしれない」


などと考えつつ、心に残るモヤモヤを抱きながらポケモンをやる俺…結局、母親にばれる事はなくホッとしたけれど、罪悪感はもちろんあった…
やっとニートを脱却して定職についたのに、俺はまた親不幸をやらかしてしまうのか…俺がこの5か月、仕事を頑張ろうと思った理由の一つには、『これ以上親不孝をしたくない。長男として、そして一人の人間として親から認められたい一心』からであったからだ。
もちろん、罪悪感は親だけでなく、職場の人達にも少なからずある…俺なんかの為に何度も電話をかけて来てくれたのは、俺の事を心配してくれたからに違いなかったからだ…


しかし、今の俺はそれらのすべての事がどうでも良い精神状態になってしまっている。



そして今日…
さすがに2日連続で無断欠勤はマズいと思ったので、俺は震える手を抑えつつ会社に連絡した…

「昨日はすいませんでした…しばらく自分の身の振りを考えたいので、1週間ほど休みをください…」と…



俺の電話に出た会社の上司は当然納得するわけがない。
俺に対して諭すような口調(子供に言い聞かせるような口調)で、俺に説教をしだす…「昨日のお前の無断欠勤でどれだけの人が困ったか分からないのか?」「1週間もお前に休みをやる余裕がうちにあると思っているのか?」「お前はこの仕事を甘くみてるんじゃないのか?」等々…

結局、上司からは今日は休んでもいいので一日で結論を出すように言われて電話を切ったのだった…





以上…俺が起こした激動の3日間をありのままに書いた。
一日で結論を出せと言われたが、俺の考えは辞めるの方向で固まっている。つまりはまたニートに戻るという事である…
その結論が後悔する事になるかもしれない…しかし、無断欠勤をやらかした会社にこれ以上とどまり続ける度胸が今の俺にはないし、それと同時に俺は仕事を辞める事によってすべての拘束から解放され、自由の身となれるのである…
だが、それだと生活していけない…俺は親に仕事を辞めた(辞める)事をばれる前に、次の職場を見つけなくてはならない……



そして今、記事を書く傍らでポケモンXYをプレイし続けているのであった……








正直、俺以上のリアルクズはこの世にいないと思う…
今回久しぶりの更新だが、なんだかんだいって俺の心の内を暴露できるのはココしかないので、今回この場を借りて書きなぐらせて頂きました…




長くなったが今回はこれで



sanaesanlove at 10:43コメント(4)トラックバック(0)雑談  

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by a   2013年10月14日 11:10
お前こんどやめたらもう正社員になれないぞ
2. Posted by いつも見てます   2013年10月14日 11:18
君なんてまだ若いし全然マシだよ
無職・ニートブログなんか見てると30,40超えて、正社員になってもすぐ辞めるクズたくさんいるからな
3. Posted by s   2013年10月14日 12:21
なんて面白い記事なんだ
東方やってるより数万倍面白いぞw
擁護するわけじゃないが、自分が納得できる人生を歩めばいいさ
4. Posted by ぷじさきぴずき   2013年10月14日 14:11
久々更新キター!

お帰り藤崎。無事で何よりだ。

藤崎!今ならまだ間に合う。仕事は辞めなさんな。

頑張って!

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
記事検索
ゲームニュース
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ