U-net EM 災害復興支援プロジェクトチーム

被災地で大活躍 EM技術とボランティア (2011年7月15日)

避難所や被災地の悪臭・衛生対策、農地の塩害・ヘドロ対策など幅広く

2011年3月11日に東日本各地を襲った巨大地震と津波。千年に一度と言われる非常事態の中、善循環の輪で結ばれた全国のEMボランティア仲間が直ちに被災地支援の行動を起こし、三ヶ月が過ぎた現在も支援の輪を日々拡大している。福島、宮城、岩手の被災各地の現場から、支援活動の一端をお届けする。
ビッグパレット福島 福島第一原発地からの避難者1500人の生活拠点
ビッグパレット福島(昨年の善循環の輪・福島の集い会場)
には、原発中心地の富岡町、川内村からの避難者が
長期滞在している。また、同町村の災害対策本部
(役場機能)も設置されている。
武藤信義U-ネット福島県世話人 「放射能汚染はEMで改善を」と熱く語る武藤信義U-ネット福島県世話人
埼玉の戸田EMピープルネットから郡山市に届けられた活性液2トン 埼玉の戸田EMピープルネットから郡山市に届けられた活性液2トン

復旧活動を阻害する放射能問題

福島県では、原発事故の収束見通しが立たない事から放射能恐怖が強く、災害復興作業の足取りも重い。因みに、いわき市四倉町では、計画的避難地域への指定は免れたが、避難センターや県外に仮住いする住民が多く、家々は歯抜け状態となっている(四倉支所談)。こうした状況は隣接市町村でも同様であり、放射能問題を抱えていない地域に比べ復旧復興への取り組みが遅れがちである。
こうした中、四倉町では長谷川直恵区長会長を中心に、四倉支所の坂本次男市民課長(兼次長)の応援を得て復旧復興活動を必死に進めている。U-ネットのEM災害復興支援プロジェクトも、EM1・糖蜜(EMRO提供)、大型Pタンク(高萩市の佐川運送寄贈)、水中ポンプ(同)、小型Pタンク(SPC JAPAN寄贈)などの支援を通して応援している。

避難センターの悪臭・衛生対策に効果

福島県南相馬市(人口約8万人)は、同市の一部が原発20キロメートル圏内に入っている事や放射能汚染の恐怖のため一時約7万人が地元を離れていたが、その後、約半数の住民が同市内の避難センターや自宅に戻ってきている(同市経済部發田榮一次長談)。
U-ネット福島県世話人の武藤麻央さんは、地元南相馬市の避難センター2箇所にEM廃油石鹸(遠藤かつゑ山形県世話人寄贈)とEM活性液(自家培養)を提供して悪臭の解消や衛生管理の向上に効果を上げ、避難者から喜ばれている。今後は、仮設住宅の本格稼動に併せ、トイレ、排水溝の臭いや衛生対策にEMを活用できるよう行政に積極的にアプローチしたい(同世話人)という。(被災地写真の詳細はU-ネットのホームページに掲載)

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