2013.10.14 05:02(2/2ページ)

来季こそ!西岡、虎鼓舞する先頭弾も…最後は不満ゲッツー

一回、阪神・西岡はセンターバックスクリーンに先頭打者アーチ

一回、阪神・西岡はセンターバックスクリーンに先頭打者アーチ【拡大】

 チームは、その1安打のみで中盤まで沈黙。六回にメッセンジャーが耐えきれずに失点すると、マウンドへ歩み寄りなだめた。勝ちたかった。全身全霊を捧げていた。

 1-2とされた直後の六回には中飛を打ち上げ、バットを放り投げて悔しがった。1-6だったが桧山がネクストに控えていた八回一死一、二塁では、二ゴロ併殺に倒れ天を仰いだ。

 桧山の劇弾を見届けたことも手伝ったのか、試合後は心なしか目が潤んでいた。早すぎる終幕だが、前年5位から2位へ躍進した虎を、背番号「7」がけん引していたことは疑いようもない。

 「満足する自分でもないし、ファンでもない。目標が高い位置にあるチーム。あしたから来年へ向けてのスタートをしたい」

 ざんげは、もうおしまいだ。もう2014年は始まっている。西岡が、虎を高みへと引き上げる。ため込んだ思いを、来季こそ結実させる。(長友 孝輔)

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(紙面から)