八回併殺に倒れた西岡(撮影・森本幸一)【拡大】
(セ・リーグ、クライマックスシリーズファーストステージ第2戦、阪神4-7広島、広島2勝、13日、甲子園)悔しさを目に焼きつけた。帽子を深くかぶった西岡は、視線をそらさずベンチから真っすぐに終戦を見つめた。強烈にチームを引っ張ったが、日本帰国&虎1年目は予定より早く幕を閉じた。先頭打者弾も、敗れては空砲だ。ざんげの言葉が口をついた。
「試合に対するコメントは今のところない。言えるのは1年間応援してくれたファンへの感謝。本当に申し訳なかった」
初回、2球目を先頭打者弾。バックスクリーンへ放り込み、チームに今CS初のリードをもたらした。一塁を回って着弾を確認すると、拳を振り下ろして吠えた。試合中にも広報を通じ「勝つ一心、それだけです」と熱くコメントした。