ホーム > 採用/パートナー > 先輩社員からのメッセージ(石井 依利子)

先輩社員からのメッセージ

石井 衣利子 理工学研究科建設工学専攻 2010年入社 意匠設計

私の現在の仕事

私の現在の仕事は、再生可能エネルギーの研究所および国の合同庁舎の設計がメインです。ここに、サブとして、新規案件のコンペあるいはプロポーザルといった業務が入ってきます。
具体的には、週一回のペースで、お客様である施主の方々との定例ミーティングに参加。その定例ミーティングをスムーズに運ぶための事前の設計検討や資料作成が、おおよそ日々の中核業務となっています。
私は、コミュニケーションは得意な方で、社内外を問わず、積極的に自分から話しかけるようにしています。それに対し、どなたも明るく優しく接してくれるのが、忙しいながらも楽しく充実した毎日を過ごせるひとつの要因になっていると思います。 一級建築士として、実力が出せる様努力しています。今は“明るいだけでなんとかなる!”みたいなところがなきにしもあらず(笑)ですが。

梓設計でのやりがい

建築の仕事現場というと、社会一般的には、もしかすると、“若い人間は下働きから……”といった風潮があるかもしれませんね。
でも、私たちが働く梓設計の現場には、そういった空気が一切ありません。
若い世代もベテランも、よい意味でフラットに働いています。
要するに、“若くても、自由に発言できる!”そして、“若いからこそ、その意見でやってみようじゃないか!”といった環境があるんです。これは私が感じることだけではなくて、誰もがそんな風に思っていると思います。
だから、自然体で、明日もまた頑張っていこうと、思えるんでしょうね。それが私が感じる梓設計でのやりがいです。

私が梓設計を志望した理由

本当のことを言ってしまうと、他の設計事務所との違いが全然わからず志望したんです(笑)。
今思うと、なんて無謀なって感じですよね。
でも、会社説明会に参加して、『私、この会社に入りたいな』と感じたんです。
さすがに設計会社だなぁと感心させられた清潔な印象の本社や、イキイキとした先輩社員のプレゼンテーションを見て、こんな会社だったら、入社後、みんなで一緒に楽しく設計できるのではないかな、と思いました。
月並みですけど、雰囲気がいいなと思いました。そして、何より、私を選んでくれた梓設計という会社に、素直に“ご縁”というものを感じたので入社を決意しました。

私の将来の夢

使う人々にとって、心地よく、居心地の良い空間を持った建物を生み出していきたいです。
今は、機能的な建物が求められすぎていて、私個人のスタンスとしては、不満です(笑)。
もっとも、休むスペースとは、機能的にはムダなスペースです。
特に、公共施設などでは、建てた後の施設管理への配慮も欠かせませんので、機能面を重視する設計は大切です。それは十分にわかっています。
でも、ほんのちょっと踏み込めば、きっと機能性と快適性は両立できるんじゃないかと考えています。そのための最初の一歩は、設計者が施主様に実施するプレゼンにおいて、いかにその建物を訪れる人々の代弁者となれるか、そこがカギではないかと思っています。

私の好きなこと

私は、オフのときにも、設計のことを考えてしまうんです。
だから、趣味ってないんですよ、正直(笑)。
例えば、プラリと街に出たときも、ついつい設計のストックになるような情報収集をしてしまいます。例えば、いろんな建物が目に入ってきて「これもいい、あれもいい」と思ってしまいます。
言うなれば、オフとオンが常につながっている感じに今はいるんですかね。

【私の好きな設計士】
アルド・ファン・アイク(オランダ人建築家)

彼の作品である『パビリオン』を見て、衝撃を受け、どういう思想で彼がこういうデザインをしたのかについて、興味を持ったのがきっかけです。

志望する方への応援メッセージ

設計と言う仕事に携わる以上、自分のテーマを持ち続けることが大切だと思います。
テーマとは、別に難しいことじゃなく、「自分はどういう建築物をつくりたいか」というシンプルなことです。とっかかりは何でも、自分の思いを、社会に存在する問題意識とつなげて、解決策を考えて欲しいです。そうすればテーマは自然に湧き出てくるのではないでしょうか。
そして、そのテーマは、最後はデザインにつながるけれども、その実現の過程で、たくさんの雑務や検討作業も背景にあります。実現させるためにどうする?にこだわるのも、設計者の重要な視点ではないかな。

私が関わった事例紹介

このページの先頭に戻る