シリウスから来た女

このブログは、No.1/2007年5月3日〜No.381/2009年6月18日迄まぐまぐプレミアム連載記事を『Yahoo!ブログで転載発表したモノ』です。

「シリウスから来た女」を初めてお読み頂いた方々へ その1

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「シリウスから来た女」を初めてお読み頂いた方々へ

 

 

(散々唐突な「自分史」をアップしておきながら……今更で、

誠に大変恐縮致しますが……)

 

改めまして、皆さま、初めまして。小杉利津子と申します。

 

こちら統合失調症カテに来てから今日で十日になりました。

 

初めましての皆さまに、

あきれ果てられるくらい「なんのこっちゃ??」の

くだらない私なんぞの自分史の連続を、こちらで

勝手気ままに展開させてしまいました事、

それにより大変ご迷惑お掛けし、

加えて、大変驚かせてしまいました事、

本当に心より深くお詫び申し上げます。

誠に大変申し訳ございませんでした。

 

 

プロフィールでも少しご紹介させて頂きましたが、

 

私は、生まれながらに「前世」だけでなく、

「中間世」と呼ばれる場所や黄泉での記憶、

また霊界全般に働く法則を覚えており、

 

「“ある決心”をしてこの世に生まれ出た」記憶もあります。

 

 

なので、自分自身では「この世」に対し、

特に違和感を持つ事はありませんでした。

 

が、私に「それら“記憶の数々”が無かったら??」……

 

おそらく私自身は、

生まれながらに統合失調症」だったと思います。

 

その他にもたくさんの精神疾患を抱えながら、

この世の「現実とは絶対に向き合えなかった」……と、

そんな風に思いながら今まで成長して来ました。

 

それ「でも私は……覚えて来た。」←なんの為に??

 

この世の現実を、“変える一人”に成る為に。

 

それはまた、この世の現実を、

“たくさんのみんなと”変える一人に成る事で、

必ず実現させる為に。 

 

 

 

 

 

もうご存知でしょうが、

一人の「人間」が生活する上で、

あらゆる『バランス』を均りながら、また

それを保ちながら生きる事はとても大事な事です。

 

それを私達は、「毎日の食事」や「自然環境」など、

目に見える範囲で「その証明」を見ながら、

また確認させられながらここまで進化して来ました。 

 

 

実際には、上記の様な

「目に見える物質的(肉体的)な部分」だけでなく、

「目に見得ない精神的な部分」にもその『バランス』が、

地球全体にとって、とても重要な働きをしていて、

一人1人が元気な肉体を維持する上で、

健康の指針となっています。

 

 

そのような「地球全体」として、

「ワンネス」など「全体で一つ」という発想では、 

あなたと私が「同一体」という意味ではなく、

あなた一人の存在価値は、私1人の存在価値と、

まったく『同等です』、ですよね??……←『これ』も、

地球上全体で『パランス』を均る考え方の一つです。

 

 

 その『バランス』を、地球全体の精神面で考えた時、

如実に「精神疾患の現状」を世に晒し出します。 

 

 

一部の「金持ち」を均衡にする為には、

大量の「貧乏」が。

一部の「男のエゴ」を正当化し、均衡にする為には、

大勢の「女の被害者」が。

 

一部の特権階級の人間の地位を維持させる為には、

世界中に奴隷化される人達が溢れる……。

 

また、一部戦争したい人間を均衡にすると、

大量の難民(&戦争被害者)が誕生(急逝)してしまう。

 

 

 

これらのような弱肉強食型人間関係では、

同じように「一部の人間」の下で、

踏み台にされる人間達が精神疾患者の中にも……つまり、

精神世界の中でも大量に輩出されている……という事です。

 

 

その一部の人間は、何をしている人なのか??……

=「いい気になっている」状態の人達です。

 

 

現在、精神世界で統合失調症に悩む人達は、

一部の「いい気になっている」精神世界の人間達の

被害を被っている、また踏み台になっている、

という「現実」があります。

 

 

 

 

 

 

次回につづく

No.183《◯◯を殺す??》

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注:以下に記す内容は、全文がYahoo!版(掲載日 2009/5/8(金) 午前0:30)にて再掲載したモノです。

  「*」このマークがある場合、下記に説明があります。

配信日:2008/5/15  『シリウスから来た女』

第26回《◯◯を殺す??》 

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】

 

 そんな目を見張る成長ぶりは、ある意味で「危険と隣り合わせ」でした。まだ寒い最中、◯◯にモコモコの寒さ避けの着ぐるみを着せ、掃除の為、二階で待機させていました。

 すると、トーン、トーン、トーン、ドサッ、とのリズムに合わせて、“何か”が落ちて来た音がし、直ぐさま階段の下へ駆け寄ると、案の定◯◯がラッコの様な姿のまま硬直していました。利っちゃん宅の室内階段は、十二段中、上部三段が90度の角度で正面を向くように設置されていて、そのままの角度で三段飛び(3×3)に落ちたらしく、“あのリズム”になった様でした。

 硬直している◯◯を抱きしめると、「あーん!」と泣き声を上げましたが、下に下りられた喜びから、すぐ元気を取り戻してくれました。

 その後、すぐパパに報告し、階段に柵を取り付けてもらいました。

 

 その後も、そんな幼い月齢でいながら、動きを覚えだした◯◯は、ベビーカーの上にも立ちたがりました。わたしが自宅のカギを開けようとしたわずかな隙に、それをやられ、アッと言う間にバランスを崩し、ベビーカーからコンクリートの地面に落ちました。痛い思いをするのは、◯◯だけではありません、利っちゃんも同じ痛みを味わいました。「*同じ痛み」と言うよりは、もっと痛かったのかも知れません。

 翌日、今度は抱っこでEさん親子と出掛け、お昼を利っちゃん宅で食べる事となり、抱っこベルトの中で良い子にしていた筈の◯◯が、カギを開けようとする利っちゃんの脇から滑り落ち、玄関のタイルに頭を打ち付けました。その時、「グチッ」と鈍い音を聞き、静かに目を閉じる◯◯を見ながら利っちゃんは、頭の中が真っ白に成り、自分もその場にへたり込みました。それを見ていたEさん、

「“お母さん”が、シッカリして!!!」

と、大声を掛けてくれ、直ぐさま自宅へ戻り、Eさんの車でCTスキャンのある近所の病院まで、連れて行ってもらいました。

 

 病院の医師の診察では、「全く異常は見られません」と言われ、あの「グチッ」は、何の音?だったのかは、不明のままでした。多分、骨がぶつかった音でしょう。◯◯は骨のとても丈夫な子で、その後も異常な転び方や落ち方をしても、打撲やスリ傷程度で済んでいます。

 

 まだ普通の歩行が出来ていない時分に、「三回も落としてしまった!」……、これに対する自己嫌悪は、それから三日間程続きましたが、パパの言葉、 「◯◯は、大丈夫。(絶対死なない)。」 に励まされ、自分でも「ウサギの時とは(状況が全く)違う。だから、◯◯(の生命力)を信じよう」と、思い込みました。

                             明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

*同じ痛み……多分「この痛み」は、親になった人にしか分からない「痛み」だと感じます。 実際「他人の痛みも感じ易い体質のわたし」ですが、息子の怪我や躾の点から叩く時の「我が子が味わっている痛み」を肌で感じる時、局部だけでなく“心臓”も「キュ」と痛くなり、それと同時に何故か?お尻の穴まで「キュ~」と締まる感覚があります……。

 

母親とは、いつまで「この痛み」を感じていられる存在なのでしょうか。

 

 

 

今日のひと言……「“心”が逃げたくなる時、お尻の穴が締まる」(←逃がさない為、「出口」をふさぐ行為。……魂は、常に「逃げずに真正面から自分を見なさい」と教えている)

 

 

 

 

No.182《八ヶ月で「走行」》

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配信日:2008/5/15  『シリウスから来た女』

第26回《八ヶ月で「走行」》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】  

 

 その後、階段やちょっとした台を見つけては登りたがり、利っちゃんの友達の家へ遊びに行っても、テレビ台に登り、更にテレビに登ろうとしてビックリさせてくれました。

 

 我が家のリビングにある長方形の座卓で、毎日スクワット訓練をし、7ヶ月一日目に、つかまり立ちして座卓の縁へと立ち上がり、しっかりとした足どりを一歩一歩と横へ踏み出し、おもむろに回り出しました。1日一日と“その実力”を、アップさせる我が子の成長ぶりを横目で見ながら、

「この子は、これから、一体どうなってしまうのだろうか?」

と、雑誌等で勉強した「赤ちゃんの成長のペース」と比較して、あまりに早過ぎる成長に不安が襲いました。

 その不安を尻目に、「◯◯」の7ヶ月中盤から後半に入った頃、「片手は離しても平気だよ。僕、片手の支えだけで歩けるよ」と、言わんばかりの自信満々さでかに歩きをし出し、更にその後半に入った頃には、身体の向きを“前向き”に変え、片手は座卓の縁に置き、もう片手を高らかに上げて、意気揚々ズンズンと歩き回っていました。

 

 8ヶ月一日目に入ったその日、まずはウォーミングアップとばかりに座卓の回りを歩いていた◯◯でしたが、利っちゃんがそばに来て見ていることを確認すると、座卓からズリバイで少し離れたフローリングまで行き、そこで両手を床について立ち上がりました。利っちゃんの視線を再度確認し、恐る恐る一歩右足を出しました。「今日は、これまで」と言わんばかりに、また定位置の座卓に戻って行き、ウォーキング・トレーニングを始めました。

 「いつも何か?を考えている風」な我が子◯◯の表情には、さも「目標通りに、事は進んでいるぜ」的な自信がみなぎっているように感じて、頼もしく思う利っちゃんでしたが、反面「私は、この子の成長について行けるのだろうか?」との不安な思いからも、その成長の速さには戸惑いばかりでした。

 

 その翌日、またもやフローリング上に立ち上がり、床を確かめるかの如く「三歩」歩きました。それから、座卓へと戻り、歩行トレーニング再開。

 そのまた翌日は、「十一歩」……それも“歩いた”と言うよりは、“小走りした”感じの歩きっぷりでした。

                            明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

その子の「成長」が、親の思い描く範疇を越える場合、時として「恐怖」に映ります。この◯◯へ感じた「恐怖感」は、もしかして、お母ちゃんが我が子「利っちゃん」に対して抱いていた「恐怖」と同じものだったのでは?と思われます。

 

人間は、「している時」は気付かないけれど、「された時」にやっと気付く動物です。……それには、 「感性」が大事です。

 

 

 

今日のひと言……「半生に反省し、全身で前進しろ」

 

 

 

 

 

No.181《男、おとこ、オトコ、OTOKO》

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  「*」このマークがある場合、下記に説明があります。 

配信日:2008/5/15  『シリウスから来た女』

第26回《男、おとこ、オトコ、OTOKO》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】

 

  その後の◯◯は、さすがは男の子らしく、おっぱいの豪快な飲みっぷりに感心しながら、また自分の最初から良く出るおっぱいにも感心していました。(←産院の先生のご指導の賜物です☆)生まれたての時から体の固い◯◯は、うつぶせが嫌いなのか?、寝返りをさせると、すぐ腹ばいの姿勢で首を起こし、両腕で体を支えていました。それを見た利っちゃんは、

「“*首の座り”は、いつ来るんだろうか?」

と、誰もこのバカっぷりに突っ込む人が居なかった状況に、“私”は呆れておりました。4ヶ月目には座居(座る姿勢)がとれ、それからしばらくして座った姿勢からの手をついた擦リバイ(ハイハイの一種)をし始めました。

 

 春になってからは、あの産院で知り合った親子(仮名“Eさん”親子)とベビーカーで、天気の良い日からお散歩を始めました。Eさんは、仕事の都合上、一年で産休から復帰しなくてはいけないという事で、「今、大切な時間を親子で楽しもう」とされていました。

 散歩中の会話では、Eさんの上のお子さんのお付き合いで続くご近所のママ友達の話やその子供達の様子、自分達の内輪の話等々沢山オシャベリしました。その中の話題で、団地の同じ町内でEさんの次男の誕生から◯◯を含む一週間の間に、「四人の男の赤ちゃんが誕生している」との事でした。不思議な偶然でしたが、この四人のそれぞれの成長が、これからの利っちゃんの「目から鱗」をまたまたはぎ取ってくれるのでした。

 

 初めての予防接種の日、その中の一人の男の子とお母さん(仮名Fさん親子)と出会いました。初対面の筈のF君は、利っちゃんの顔を見た途端、とても嬉しそうによだれをダラダラと流し利っちゃんに抱っこされようと、自分から身を乗り出して来ました。それを受けて、利っちゃんはF君を抱っこし、その子の落ち着き払った態度を観て、

「この子は、私の事を知っているんだ……」

と、何故か?確信したのでした。そのF君のお母さんは、当然ですが不思議がり、

「いつも可愛がってくれる近所の人には、絶対抱かれたがらないのに……。(初対面の)小杉さんにはもう、抱っこされるなんて。とっても不思議~!」

と、驚いていました。

 

 ◯◯の寝返りは、6ヶ月目に入ってもほんの数回でした。よだれも、たったの一滴、それも自ら「たらしてみよう~!」と実験した様な素振りで、出してみただけでした。「よだれは、たらした方が虫歯に成らない」……、その言葉通りに二歳頃には虫歯を作り、お歯黒の様な虫歯の侵攻止めを塗布され、その笑顔を見せられる度に少し傷付く母となりました。

                              明日につづく

 

 

 

 

【半生の反省】

*首の座り……お釈迦様も「最初から首が座って生まれ出られた」と聞いた気がします。分娩中のわたしの子宮口を見た医師は、

「珍しい赤ちゃんだよ! すんごいよ、お母さん!(看護婦さんにも促し)ほら!全然“頭が”引っ込まないよ、この赤ちゃん!!」

「上記」を解説すると、通常出産時の赤ちゃんは、首を出したり引っ込めたりしながら生まれ出て来るようです。が、この◯◯君は、生まれついていた身体の固さを活かした出産だったと思われます。 そして、◯◯君の首の座りのスゴさを発見出来たのは、その後「妹を出産した時」でした。

 

 

 

今日のひと言……「“失敗”をして、初めて『成功の“有り難さ”が理解出来る」

 

 

 

 

 

No.180《「ご近所」の空気》

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配信日:2008/5/15  『シリウスから来た女』

第26回 《「ご近所」の空気》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】  

 

 皆様、こんにちは。では又、早速ですが、利っちゃん史の方に入らせて頂きます。

 

 ようやく、長くて短かった妊娠期間を経て、長男「◯◯」の誕生を迎えられる事が出来た利っちゃんでした。

 退院後、一週間経った日、パパ(正人)は、 「もう、◯◯無しの生活は、考えられないな。それ位、もう(既に)家族の一員になっちゃったな。」 と言い、利っちゃんも、その意見に全く同感でした。

 

 暮れも押し迫った頃の出産だったので、「今年のお正月は、お兄ちゃんを、こっちには呼べないね」と、お母ちゃんへ話していた利っちゃんは、お母ちゃんから、

「あの子、近所で『女の下着』ばっかり盗んでいて、下着泥棒で近所の人から今まで何度か通報されていたらしいのよ。電話したら、それを園長先生から聞かされちゃったよ、もう全く(うんざりするよ)。だから、もうここへも……あんたの事(抱き着かれる)もあるし、赤ん坊(◯◯)も何されるか分かんないから、もう呼べないよ。だから、お母ちゃんが向こう(福島)へ行って来るから、あんたは(お兄ちゃんの事を構わないで)赤ん坊の世話だけすれば、もういいよ。それで、今度行ったら、こんこんと(下着泥棒の件を)言い聞かせて来るから!!」

と、言いました。お母ちゃんが、今生の人生でやり残している課題「お兄ちゃんの世話」へと、取り組む決断をした様でした。利っちゃんも、これでこれから落ち着いて、育児業へと専念出来る筈?でした。

 

 パパのご両親を始め、親戚や友達も多数遊びに来てくれ、皆◯◯の誕生を自分の事の様に喜んでくれて、その度に色んな先輩ママとしてのアドバイスを残していってくれました。

 

 ご近所での目も、それまでは「同じ女」としては観てくれていない、「主婦」としての空気感を感じていた利っちゃんでしたが、この息子誕生により、同じ*母親としての連帯感=「仲間意識」を持ってくれた様でした。それが何より、この土地に生きる利っちゃんにとって、『ありがたい』と思える状況を作り出してくれました。

                             明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

*母親としての連帯感……「女性」という性は、何かと「くっ付きたがる」性質を持っています。これを「連帯感」と呼びましたが、「安心感」や「同類意識」と呼べる感覚もあるでしょう。これが、女性特有の『甘さ』……「甘える心」の表現です。この心は、男性の性質=「心」をくすぐります。

 

男女の結びつくこのご縁は、男性がアタックして掘り進み、それを見事な甘えで埋める……それを「円(縁)」と呼び、「夫婦円満」を丸い形「◯」で表しています。

 

 

 

今日のひと言……「『◯』とは、角が立たない様子」

 

 

 

 

No.179《「名前」は、どうしよう?》

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配信日:2008/5/1  『シリウスから来た女』

第25回《「名前」は、どうしよう?》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】  

 

 先の先輩お母さんとは、「春になったら、一緒に散歩しようね」との約束を交わして、一足先に退院していかれ、その三日後の自分達の退院も、アッと言う間にやって来て、タクシーで帰宅しました。

 

 「産後の二十日間は……」と、どなたも遠慮され、慌ただしくも静かな一時を過越しました。が、退院したての翌日から、一日一回、用意してあった幼児教育の教材、論語と英語のCDと童謡を聞かせる事から始めました。

 

 さてさて、肝心な命名は?と言うと、退院してからの一週間で役所へ届け出をしなくてはならないからと、その時もまだ、夫婦で考えあぐねていました。

 出て来たのが“男の子”では、「リナ」と呼んでいた名前を付ける訳には行かず、丁度、その妊娠中に、マー君が買って来た「バスケットボール・マンガ」を、読んでいた経緯もあったので、あの中学時代のコーチに言われた言葉、

「お前は、『◯◯ー◯◯』だ!」

に、ちなんで、『◯◯ー◯』と、命名する事に致しました。そして、マー君が、良い字画から漢字を探し出しました。さすがに、この期に及んでは、「小杉ルナ」や「茶太(濃過ぎちゃった)」の様な冗談は、夫婦共に浮かんでは来ませんでした。

                             明日につづく

 

 

 

 

【半生の反省】

ちょっと……♡ブレイク。

本来「内省」とは、心での中でするモノと相場は決まっていますが、「心」は一つではありません。皆さんがその時々に気付いた「心」だけでなく、気付かない場面でも、何らかの「サイン」が一瞬一瞬の心から相当放たれているはずなのです。

 

「頭の理解だけ」では、到底「幾重にも重なった“心の次元”」には入ってはいけません。より深く、自分自身を見つめる事を「内省」と呼び、今あなたが出した答えだけでは満足しない方法が、「心の内省」を尽くす事に繋がります。

 

……「深い深い“心の闇”を持つ自分自身」を認識出来なければ、光明=「本当の神示(=宇宙発祥が示す物事)」は理解出来ません。何故なら、それを理解する事が出来るのは、「心の内奥(=心眼)」だけですから。

 

 

 

今日のひと言……「『良質の心』とは、心のひだの連続性が富む事と、心を砕いた“その粒子”の細やかさ」

 

 

 

 

No.178《産まれた時から「幼なじみ」》

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配信日:2008/5/1  『シリウスから来た女』

第25回《産まれた時から「幼なじみ」》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】  

 

 昨夜の「雄叫び」は、当然耳に届いていたであろう隣室の親子が、「看護婦さんから、同じ地域だと聞いた」と、声を掛けて来てくれました。

 四日早く産まれたその男の赤ちゃんは、たった三百グラムですが、我が子より大きく産まれ出ました。小さな頃の三百グラムは、されど三百グラムで、我が子より一回り大きく感じました。その赤ちゃんを見る度に、

「大きいね~!」

と、感心する利っちゃんに対し、そのお母さんは、

「嬉しいわ!上にいるお兄ちゃんは、低体重児で産まれたから……。」

と、その反応に喜んでくれました。

 

 その先輩お母さんは、利っちゃんと同じ年齢で、同じ東京都出身という事も手伝って、話題も合い、たちまち仲良く成りました。入院生活最初の三日目迄は、その親子との出会いから、アッと言う間に過ぎていきました。

 

 その先輩お母さんは、

「この病院は、会陰切開をしないから、産後が楽で良かったね!」

と、言いました。会陰切開をした事のなかった利っちゃんとしては、その“痛み”が、どんな痛さなのか?分らないので、その先輩お母さんの言葉が、「ヘぇ。痛い思いをしなくて、良かったな」位にしか思えませんでした。ほかにも、他の病院でのお産は、お腹を丸出しにしてエコー検査を毎回し、妊婦さんのお腹を冷やしている事や、分娩台が普通は「冷たい」事や、お産直後には赤ちゃんを抱かせてくれない事、ましてやオッパイを分娩台では吸わせない事、そのお陰で母乳の出が早まる事、初めての出産では勉強出来ない、その産院の対応の素晴らしさに、後々こうして感激させて頂けました。

 

 人間が、今有る『幸せ』を感じられないその理由とは、この利っちゃんの様に、その先に来る「不幸」を味わって見ない限り、理解が及ばないからでしょう。

 利っちゃんの生まれ持って来た、この「感じ易い能力」も、この頃の利っちゃん自身の中では、どうしようもないほど『普通』の事(=感覚)でした。

 

 産まれた時から、身体つきがしっかりしている我が子を、荷物の様に左腕に乗せ、時に赤ちゃんをあやそうと、その左腕を大きく振り回しながら、右手で雑用をする利っちゃん。この動作の所為で、後々襲うこの赤ちゃんの“悲痛な叫び”を、まだまだ利っちゃん自身は知る由もない事でした。

 この振り回している様子を見た、先程の先輩お母さんは、

「スゴい!!スゴい!!ウチの子も無理だけど、普通の赤ちゃんじゃ、そんな事出来ないよ!!それは、身体がとてもシッカリしているから出来るんだよ! スゴいじゃない!」

それを聞いた利っちゃんは、

「そう?」

……「そう言われてみれば、確かに身体つきがシッカリしているなぁ」と、この様な感想しかありませんでした。この体験が、次にやって来る「モノ凄い事実の裏返し」と成るのでした。  

 

*『感謝』とは、ご自分自身の「次の姿」の為に……要るものなのです。

                             明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

*『感謝』とは、ご自分自身の「次の姿」の為に……要るもの……これについてのご説明の前に、「『感謝』する事に感謝出来なければ、感謝をする意味がありません」と、言いたいですね。

 

 つまりは、やって来た幸いに「感謝する」前に、生まれた事に感謝する事が出来なければ、「本当の意味での有り難さ」が分からない……という事です。それを、「お陰様で……」とお互いに確認し合う所が、日本の国が目指した「心の美しさ」です。

 

 その「お陰様」の心が分かったところから、「自分自身の未来にやって来る姿」に対し、先にお礼を述べる行為を「感謝」と呼び、その「感謝の心」を何度もやって来る小さな出発点にして、「次の学びのステップ」に入ります。

 

 故に、感謝する心とは、まだ観ぬ自分に対するエネルギーを注ぐ事になる動作なのです。

 

 ……これらは、実際ライブでご説明しない事には理解されないかも知れませんね。

 

 ですが“私”は、簡単に「感謝」を相手にも自分自身にも求める気持ちや、「感謝」を強要する事、また「感謝すれば良いや」と安易に考えるなどの、「愚かな(未熟な)認識」をこの際、訂正して頂きたいと望んでいます。

 

 

今日のひと言……「『幸せ』は常に無視されている」

 

 

 

 

 

No.177《波動「1ランク」アップ!》

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第25回《波動「1ランク」アップ!》

 【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】

 

  同看護婦さん曰く、

「デジタルで、3000グラムピッタリの赤ちゃんは、22年間(多分もっと長いとお見受け致します)看護婦やっていて、初めてよ!」

と、言われました。利っちゃんの読んでいたマタニティ雑誌の付録で、妊婦の記録を付ける日誌がありました。その日誌の出産予定体重に(37週目の数値は忘れましたが)、確かに38週目の数値が 「3キログラム」と表示してあり、息子の体重が、その数値にもピッタリだった事に更に感動させられた利っちゃんでした。

 

 出産した当日の夜、十一時。興奮して眠れない利っちゃんは、誕生したばかりの我が子の顔を、マジマジと眺めていました。スヤスヤと眠る我が子の寝顔は、神々しく光っていました。段々と、本当の天使の様に観得て、姿勢が起き、自然と胸の前で手が組まれ、天を仰ぎ、 「神様!本当に、本当に、この子を私に授けて下さって、有り難うございました!!!」 そう言っては、泣き崩れておりました。

 

 それまで、利っちゃんの意識の中では、「『神』と言う名前の付く存在は、居ない筈」でした。『神』と呼ばれる空気的存在は、「*宇宙を創る全ての存在」で、取り立てて特別視する様な「存在」では在りませんでした。

 それが、我が子の誕生のお陰で、その「宇宙意識」を、『神様』と呼べるまでに成長致しました。これを、「*一段階、波動が上がった」と、表現しておきましょう。  マー君に「(霊体の)頭を粉々に砕かれ」、お兄ちゃんに「バカ」と言われ、息子の誕生により、「大いなる『神』が存在する事を悟る」までに至った利っちゃんは、これまでに幾つもの涙を重ね、その涙により、(霊的)目の鱗を何度も何度も剥がして参りました。

 これから始まる、大いなる存在に出合う為に……。

 

 その「片鱗」は、この赤ちゃんが胎児の頃から始まっていました。利っちゃん自身は、家事の合間に、ふと気が付くと、「*大勢の人達の前で、自分の声が、何やら話している」その“声”を、頭の中で聞き始めていたのでした。「何で?こんな力強い“自分の声”が、聞こえて来るのか?……」と、寒気を覚えました。

 その「不思議なBGM」は、『出産』と共にまた、なりを潜めてしまいました。

                            明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

*宇宙を創る全ての存在……この存在を日本古来からの名では、アメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)と呼んでいました。

 

*一段階、波動が上がった……この状態を少し詳しくご説明すると、「今まで『三次元』の意識の中で生活していた「わたし=利っちゃん」は、「子宮」=「二次元のチャクラ」を機能させる事により一旦は下に下がった状態から、赤ちゃんを誕生させる事により一気に意識を上昇させる事に成功し、その勢いから「ハート」=「四次元のチャクラ」の意識の扉が開きました。

 

……これにより、本当の意味で「愛する存在」を得る事が出来ました。

 

……という事は、「人を愛する事を知らずに生きていた」……とも言えますし、「愛されている事の意味も知らなかった」……とも言えるのです。……これらは、愛する事についての「度合い」=「愛の深さ」を述べています。

 

女性は、「妊娠と出産を、“喜んで経験”する」事によって、自動的に四次元の扉が開きます。……これがあって、妊娠、出産、育児のハードスケジュールを乗り越える事が出来るのです。

 

*「大勢の人達の前で、自分の声が、何やら話している」その“声”……「未来の『自分の体験』を聞いている」状態です。遠いデジャブ(近いデジャブは分かりやすいですね)です。

 

 

 

今日のひと言……「重い“心の扉”が開く時、『感動の涙』が“滝”の様に流れる」

 

 

 

 

 

No.176《今度こそ、『出産』》

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注:以下に記す内容は、全文がYahoo!版(掲載日 2009/5/1(金) 午前0:58)にて再掲載したモノです。

 

  「*」このマークがある場合、下記に説明があります。 

配信日:2008/5/1  『シリウスから来た女』

第25回《今度こそ、『出産』》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】  

 

 とうとう、その時が、やって参りました。時計の秒針とにらめっこしながら、ギリギリ迄自宅でねばり、帰宅したマー君が産院へ電話を入れ、息みたく成る感覚を我慢し、休み休み歩き、立ち止まる度に背中をさすりいたわるマー君。当然、産まれる迄そばに居るつもりの彼に、産院に到着した際の医師の放った言葉は、

医師:「“男”は、役に立たないから、早く帰って、(連絡を)待ってて。」

利っ:「えっ?!」

医師:「『男』は邪魔だ。旦那が居ると、『お母さん』が、カッコ付けるから。」

マー:「……!!」

 憮然とした表情で、その場を立ち去るマー君。それはそれで仕方無いかと、無理矢理納得させられ、分娩台に上がった利っちゃんでしたが、この前に、仮眠室で横になりながら、激しい陣痛から来る腰骨の激痛に、「背骨がバラバラに成りそう」な感覚を味わいながら、「背中をさすってくれる存在の大きさ」に思いを馳せ、陣痛の度に発する恥ずかしい大きなうなり声を上げながら、一人、必死に耐えておりました。「そういえば、先に赤ちゃんを産み終わり、入院している人が一人居たなぁ。その人には、“この大声”が聞こえているんだな、きっと。すごい迷惑を掛けてるなぁ。それも、嫌だなぁ……。」

 そんな事を考えていると、子宮口の確認をしに来た看護婦さんが、

「じゃ、そろそろ(分娩台へ)行こうか。」

と促し、利っちゃんは、脇を抱えられて分娩台へ。

 

 その産院の先生らしい処置のお陰で、その当時では珍しく、分娩台がウォーム便座ならぬ、「ウォーム分娩台」と成っていました。

 「息んで良し」の許可を得て、渾身の力で息み始めました。その時、医師は、 「あんたの為だからね!」 と言って、利っちゃんのお尻の穴を押えてくれ、あの“痔”が出ない措置をしてくれました。

 その産院では、「会陰切開をしない」事も特色の一つでした。自然に促される何回かの息みで、スルっと外へ出た赤ちゃんは、口の中を“ズズっ、ズズっ”と、ストローの様な吸引器で吸われ、「ゴボゴボ」言ったと思った次の瞬間、

「(ん)ギャー!!」

と、産声を上げました。ハァ~~~、やっと……!!、この世に誕生しました。我が子の産声も、この一声くらいで、すぐ泣くのを止めていました。

 

 38週目第一日、見事一番良い日のお産で、待望の赤ちゃん誕生です。ところが、看護婦さんの告知では、

「元気な男の子ですよ。」

と言われ、分娩台上での母としての第一声が、

「えーっ!!先生!『女の子』って言ってたじゃない!(ヒドーイ!)」

すると、医師は、

「そんな事は、どうでもいいじゃないか!赤ちゃんが、健康なら!」

利:「そりゃ、そうだけど……。」

この産院では、「産声のテープ」をプレゼントしてくれているので、当然この時の会話も、しっかり録音されています。

 この瞬間利っちゃんは、「よし!*次は女の子だ!」と、内心で宣言していました。

 

 医師は、産湯で洗いたての赤ちゃんを、すぐさま利っちゃんのお腹の上に乗せ、

「オッパイを吸わせてごらん。」

と、言いました。当然、まだまだ出ないであろうオッパイを、今、産まれたばかりのくせに、自ら探し、その顔をオッパイに合わせ、一生懸命吸い付こうとしているではありませんか!!この「赤ちゃんの能力のスゴさ」には、勉強していたとはいえ、本当に、本当に脱帽でした。

 

 医師の「その発言」に、少々納得いかない利っちゃんでしたが、確かに元気が一番です。

 赤ちゃんを取り上げ、次に医師は、分娩台の上の利っちゃんのお腹に、産院用の電話器を置き、

「さぁ!待っている人に、電話を掛けてあげなさい。」

と、言われました。

 

 その後、悪露の手当てと少し裂けた陰部の縫合の処理をして頂きました。それから、通常は、車椅子を使うところを、その産院独自のやり方らしいのですが、分娩台から降りた利っちゃんは、自分の足で歩いて、赤ちゃんの待つ病室(これも他の病院では、通常母子分離で「生まれたての赤ちゃんは別室」)まで帰りました。

 

 一方マー君は、一睡もせず、ずっとゲームしながら、「この夜明け」を待っていました。急いで自転車で駆け付け、病室へ入って来てからの、パパとしての第一声は、

「“猿”じゃねぇ~!!ちゃんと、『人間の顔』をしてる!」

と、そう言って、驚いていました。ベテラン看護婦さんも、

「この子は、将来、ハンサムに成るよ。アタシはねぇ、どんな顔に成るか?大体分るんだよ。」

と、こんな嬉しい言葉を掛けて下さいました。

 遅れてやって来たお母ちゃんは、男の子だと聞き、利っちゃんに*顔をこわばらせて見せましたが、赤ちゃんの顔を見た途端、ほころんで笑顔になっていました。この時、自分が産んだ時の「お兄ちゃん」の顔を思い起こしていたようでした。

                            明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

*次は女の子だ……先に堕胎していた息子との約束を果たせた事と、「お母ちゃんと叔母達」は、男女の順で一人ずつ子供を産んでいたので、「当然自分も同じ」と思っていました。その理由も、人生の課題として、必ず男女比でのバランスを均らされる運命だと感じていたからです。

 

*顔をこわばらせて見せました……普段から「お母ちゃんは、男が嫌い!」と豪語しているのと、素直に喜べない性分が、その表情を作らせたのだと思います。

 

 

 

今日のひと言……「産む苦しみは、すぐ忘れる」

 

 

 

 

 

No.175《いよいよ出産?!》

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配信日:2008/5/1  『シリウスから来た女』

第25回《いよいよ出産?!》 

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】

 

 利っちゃんの我がままを聞いて居たのでしょうか?

 ……この赤ちゃんは、実に「二つの思惑」を上手に乗り越えようとしていました。「その二つの思惑」の一つとは、勿論母親=利っちゃんの我がままを聞いて上げる事と、もう一つは、自分にとっての「最高の出産」を実行する事でした。

 

 まず、37週目に入ろうとしたその日、陣痛らしき?“痛み”が、利っちゃんに訪れました。利っちゃんのパンパンに張ったお腹が、急に収縮し出し、背中に激痛が走りました。「来た!」。疑り深い利っちゃんも、今回の『出産』ばかりは、自分の都合の良い考え方を疑いませんでした。それ位、我が子の意志を、信じ切っていたのです。

 産院の医師からは、いつも、 「陣痛が起きたら、(出産一人目だから、)あんたの家からは、歩いて来なさい。」 と、言われていたので、夜も十一時と押し迫った時間帯でしたが、マー君が大きな荷物を持ち、時に襲う“陣痛の痛み?”に立ち止まりながら、二人手を繋いで歩き、産院を目指しました。

 

 電話を受け、待ち構えていた医師の診断結果では、 「あんたの子宮口は、まだ全然開いて来てはいないよ。これじゃ、(初産だから)まだまだだ。陣痛の間隔が、10分に成ったら、また電話して(から産院に来て)。それでも、あんたの場合は、歩いて来なさい。」

と、言われ、そんな言葉を聞いたからか?、陣痛も治まってしまいました。大きな荷物は、看護婦さんが預かって下さり、二人は、ガッカリしながら、それでも少しホッとした様な面持ちで、今来た道をトボトボと歩いて帰りました。

 

 「陣痛中の利っちゃんが、少しでも気が紛れる様に」と、マー君は、新しいゲーム機を、自宅用と携帯用に利っちゃんへとプレゼントしてくれました。多分、マー君の為にでも、あった様ですが。

 

 十一月中旬、大分肌寒くなり、頻繁に来る子宮の収縮を和らげる為、毛布にくるまってソファに寝そべり、新しいゲームから流れて来るオルゴールの音色(BGM)に、ゆったりとした気分で聞き入りながら、楽しいそのゲームに?、いそしんでおりました。出産前の、「ひとときの休息」……。そんな感じでしょうか……?

                           明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

今この頃を思い返せば、「とても充実した時間」でした……その後の多忙さに比べればの話しですが。

 

この「陣痛」も、一回のお産に“二度”体験した事になります。何でも失敗は成功の元ですからね。

 

 

 

今日のひと言……「出産は、イキの道」(地球の子宮に行き、生き、活きの意気込みを息む)

 

 

 

 

 

No.174《お母ちゃんの「不穏な発言」》

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配信日:2008/5/1  『シリウスから来た女』

第25回《お母ちゃんの「不穏な発言」》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】  

 

 胎児も安定期に入ってからは、「精神的な安定を望んでいる筈」だと、いつもいつも、楽しい気持ちで妊娠生活を心掛けて来た利っちゃんでした。それが、時折話し掛けて来るお母ちゃんからの、

「お母ちゃんの会社、もうそろそろ危ない(=倒産)かも知れない……。」

と言う、この台詞に、強い憤りを感じるのでした。

 「いつもいつも、そう(同じ事の繰り返し)!」……でした。散々、良い気に成っては粋がって、周りの人達の迷惑を顧みず、自分勝手で好き放題の人生を貫いている筈のお母ちゃんでしたが、自分の金銭状態が行き詰まると、途端に利っちゃんへ、「弱音を吐く」様に成るのです。その度に、暫くすると、

「どうにか成った!お母ちゃん、良かった!助かった!(誰か?が助けてくれたのを略す)」

と、利っちゃんに報告するのでした。この「どうにか成った」の意味は、他のカード会社に借りられたか?はたまた……。その先の状況は、利っちゃんとしては、聞きたくない事でした。

 

 ついでに……、と言っては何ですが、こんな時、ふと「こんなわたし(利っちゃん)に、人間の『子供』が育てられるのだろうか……?」との不安がよぎりました。以前から、「うさぎ一匹も、ろくに育てられなかった自分自身」に対する疑心から、つい弱気に成るのです。

 

 ですが、お母ちゃんからのこんな台詞は、その時の利っちゃんからすると、聞き飽きた「いつものお母ちゃんの常套句」でした。

「これはきっと、自分の時(お母ちゃんの出産)とはまるで正反対の、精神的な不安が何も無い出産をしようとしている“娘”に対する妬みだ!絶対、(わたしを動揺させる様な)その手には、乗らないぞ!」

と、心の中で呟き、不安を跳ね返していました。

 

 この時もまだこの母娘は、「自分だけ」の事にしか、それぞれの思いを寄せ付けないのでした。

                             明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

お互いに「自分勝手な立場」でしか物事を理解出来ないのが人間の常です。 この「自分勝手」の「勝手」とは、「勝つ立場」=相手より「優位に立つ考え方」をする手法……これを指摘している単語と思われます。

つまり、「勝ち手」ばかりの役回りを選ぶ人間は、「負け手」の「劣位に立たされる考え方」を選ばされた相手方の役割の有り難さが分からず、「思いやりに欠ける」のでしょう。

 

しかし、この「思いやり」の使い方も、“私”から観れば各々が正しく「思いやってはいない」と見て取れます。

 それは例えば、「本人の為に成る事」を優先的に考えないで、これまた「自分勝手」に、「『良い人』に思われたい」とか、「相手を傷付けたくない」……などと言い訳しながら、本心では「嫌われたくないだけ」や「どうでも良い」、または「何とも思わず見て見ぬフリ」のような態度ばかりの振る舞いをしています。

 

それでも、本当の本人の為……の考え方もどこかズレている気がします。それも、「自立する事を目的」としないで、やってあげてたり、お金をだしては『良い人ぶる政策』に見て取れます。

 

……これらに対し、人が本来美しいと思う人間関係を形成する態度=「助け合い」=互助=「お互い様」のような『思いやり』はまったくの皆無に等しい状況です。……これなら、今の「世の中の真っ暗闇な状態」が、当然の結果と思えます。

 

私達は、今こそこのような「社会の見方、考え方」を、かなぐり捨てなければいけないのではないでしょうか?

そして、お互いに世の中で誰が一番困っていて、どこにお金や人力をあてがわなければならないか?を、もっと積極的に考慮すべきです。

 

清水由貴子さんが、死をもって我々に問い掛けてくれたメッセージを、117億円もの金額を投じて「日本マンガ」を誇示する建物に使おうと、こんなバカげた提案にすり替える愚か者発想の総理を、どうにかしなくては……日本は立て直せないでしょう。

 

 

 

今日のひと言……「一人ひとりの手力が、重なり合ってやがて“大きな力”を生み出す」

 

 

 

 

No.173《『出産』へのメカニズム》

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注:以下に記す内容は、全文がYahoo!版(掲載日 2009/4/28(火) 午前0:33)にて再掲載したモノです。

配信日:2008/5/1  『シリウスから来た女』

第25回《『出産』へのメカニズム》

 【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】  

 

 皆様、こんにちは。

 今回も、このまま、前号の続きへと入っていきましょう。

 

 持論の多いその産院の医師からは、

「(妊娠期間)37週目に入ってからは、いつ出産しても良いよ。出来るだけ、39週迄に産んだ方が、お産は楽だね。でも、なんたって、『38週第一日目が、最高の出産日』なんだけど。」

と、お聞きしました。この妊娠期間中、何事にも制約の多かった利っちゃんは、40週(正規出産日)迄は待てないと、出産して良いと言われた最初の日、「37週第一日目に、出て来てね」と、お腹の赤ちゃんにお願いしました。

 

 この当時の利っちゃんは、大多数の現代人と何ら変わる所なく、こんな大事には調子良く、「(母体としての)ダイエットもいい加減辛いから、37週第一日目には出て来て」と、当人の都合良く考えていても、それが『自分の我がまま』とは、気付いていません。

 

 妊娠や出産にとって、何が一番大切な事でしょうか……?

 

 女性特有のサガ(性)から来る、「自分自身への評価は、実に“甘い”顕在意識」が、それ(都合の良い考え方)を、常に『正しい考え』だと、“錯覚”してしまうのでした。  女性の場合は、この「“甘えた”考え方」が高じて来ると、嫉妬や妬み、恨みへと発展して行きます。

 

 男性の嫉妬……、先号でもご紹介した利っちゃんの上司からの嫉妬の様に、自分より「上」に追い抜かれてしまう者への嫉妬とは、相対する考え方です。

 男性のサガでは、上へ伸びる芽を摘もうとする、もしくは、叩きつぶそうと「戦う」習性を持つ傾向であるのに対し、女性のサガから来る嫉妬の場合、“甘さ”から来る「ドロッとした性質を持つ霊的物質」である、水飴や泥等の様な「念物質」を個人的にぶつけたり、何人かの協力体制を得て、周囲から取り囲み、身動き出来ない様に「固める」作戦に出ます。

 男性の場合、基本的には「一対一」で行いますが、女性の場合は、常に何人もの徒党を組む習性もありますので、一旦周囲からの標的にされますと、そのお方が立って居られない状態と成る迄、つまり、倒れる迄続けます。これを俗に、「根回し」と言うのでしょう。女性のケンカは、後々やって来るので、余計に恐ろしい感があります。

 

 この問題「性(サガ)」に関しては、以前にお話致しましたが、実際には、一人の人間の“魂”内に「男女」のサガが、各人それぞれのバランスで配合されているので、肉体が男性だからと言って、「戦うか?どうか?」は、そのお方の“魂”の性バランスを観ない事には、何とも言えません。

 しかし、各人にとってのその傾向は、本能と共に、表面に現われて来るので、ご心配には及ばず、必ず実行されるでしょう。それを、“あなた”が俯瞰してご覧になられたら、ご自分の性バランスは、自ずと掴める筈です。

 

 ……本題から、横道に外れてしまいましたか?

 

 これをお読みの皆様は、多分ご存知かと思われますが、この女性サガ特有の考え方の「甘え」……。これは、物質で言うと、“糖分”と分類される「栄養分」です。この“糖分”は、栄養学やスポーツ界でも周知と成りましたが、「一気にパワーを出したい時」、その力は、とても有効に働きます。

 それらの働きは、『出産』にとっても同じ事が言えます。

 この『出産』という作業は、男性には理解出来ないメカニズムで行われ、尚且つとても素晴らしい効率的なパワーをも生み出します。だから、母としての肉体が、二時間、もしくは、三時間おきに行われる授乳に対処出来、産後の一時的にですが、肉体をフルに回転させられる様な働きを見せるのです。

 

 この素晴らしい母体としての働きは、授乳頻度と比例して衰えていきます。ですから、自然と『出産』直後の肉体から、通常の状態へと身体のリズムは、戻って行くのです。

 今は、人工粉ミルク等の普及で、母体が持って生まれて来た生体リズムが崩れがちで、赤ちゃんにとっても、母体にとっても、次の出産に向けての準備の為にも、出来れば母乳で育てて上げたいものです。それに関しては、やむを得ない事情もあるので、一概には進言出来ませんが。

 ご自分の勝手な我がままで、母乳を与えない母親のお話を耳にします。それはそれで、やがては、ご自分に返って来る行いですので、悪しからず。

                           明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

「母性」に感じ取れる「甘さ」……これは、羊水の働きから来ています。

「酒に酔う状態」は、酒好きな人にとっては何とも言えない気持ち良さがあると思います。

これが、お腹の中に居た時の羊水を飲んで母体で揺られていた感覚……に、そっくりです。

 

……いつまで経っても「甘えん坊」……男性は、酒の力を借りないと中々難しい行為なのでしょう。

 

 

今日のひと言……「『甘さ』はいつか焼け焦げる」

 

 

 

 

 

No.172《幼児教育》

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  「*」このマークがある場合、下記に説明があります。 

配信日:2008/4/17  『シリウスから来た女』

第24回 《幼児教育》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】

 

 利っちゃんは、あのドロボー君(お財布からお金を盗っていた彼氏)との間に出来た、あの子に毎日お祈りする事を続けていました。その頃、お祈りの言葉にも変化があって、

「きっと、“あなた”は『男の子』だから、今度産む赤ちゃんも男の子だったら、“あなた”だと思って育てるからね」

と言う、誠に我がままな内容でした。しかし、その約束が、守られようとしていました。

 

 お腹の赤ちゃんは、利っちゃんの問い掛けに、勢い良く足で蹴って来ては、タイミング良く会話をしてくれました。利っちゃんも、その相づちとして、蹴って来た足を手で押し返すのでした。

 

 「どんな子供が出て来ようとも、ちゃんと立派に育て上げる!」……、そう決めているからには、ダウン症の子供や脳性麻痺の子供も、立派に成長した実績を持つ、あの幼児教育の本を実践しようと、マー君を説得すると、意外にも、すんなりとその提案を受け入れてくれました。その当時は、使わずに貯めて来た貯金があったので、家庭で出来る幼児教育プラン、総額五十万円を一括で支払いました。

 

 利っちゃんの依頼した幼児教育会社の担当者は、お子さんのいらっしゃらない既婚女性で、とても優しそうなお方でした。

 

 当時は、お腹の赤ちゃんの性別を、出産前に聞くママさんが多かった頃で、利っちゃんも、自分自身を信じられずに生きていたので、内心は「男の子」と思っていましたが、医師に確かめる為、聞いてみました。その時、へその緒が丁度微妙な位置に合った様でしたが、医師は、「……うーん、女の子!」と、告げました。それを聞き、自分の考えを否定し、それからは、周囲にも「女の子だから」と話し、マー君と名前を考え、『*リナ』と名付けて、お腹に話し掛けていました。

 

 今号は、「利っちゃん史だけ」と、シンプルな構成にしてみました。次号のこの続きも、是非、お楽しみにして下さい。  では又、お会い出来る日を、楽しみにしております。

                               by 大国主命♪                            明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

*リナと名付けて……息子が誕生した訳ですが、この息子が三歳位の時、「ママ、『リナ』って誰?」と、唐突に聞かれてビックリした記憶があります。勿論、息子を「女の子のつもりでお腹に話し掛けていた」事など、ひと言も告げていません。わたしが、「何で?!」と、聞き返すと、「ただ何となく……」と答えてくれました。

 

 また、ある日わたしの友人が尋ねて来て帰った後、それを知らないこの息子は、お友達と外で遊んで帰って来てリビングへ入って出た第一声が、

「ママ、『ろくでなし』って何?」

と、言ったのです。息子は、わたしの友人との会話でその場の空気にその「ろくでなし」という単語の余韻が残っていたらしく、それをわたしに尋ねたのです。

 

息子のこの能力を、何と呼んだら良いのやら……。もしかして、これも「場の空気を読む」一種でしょうか?。

 

 

 

今日のひと言……「空気が読める人=他人の痛みが分かる人」

 

 

 

 

 

No.171《変わったお医者様》

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注:以下に記す内容は、全文がYahoo!版(掲載日 2009/4/26(日) 午前1:51)にて再掲載したモノです。

配信日:2008/4/17  『シリウスから来た女』

第24回《変わったお医者様》

【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】  

 

 利っちゃん宅から徒歩で約15分の場所に、出来立ての産婦人科が在りました。その病院の医師は、植物の「ゆり」研究家としても雑誌等で紹介されていました。その医師は、赤ちゃん第一主義とでも言いましょうか、「お母さんは、何でも赤ちゃんの為に」と言う考え方を当然として話していらっしゃいました。それは、赤ちゃんの為なら、どんな事も我慢したいと思う、利っちゃんとも同意見でした。

 

 その医師は、「薬を使わない無痛分娩」を謳い文句として掲げ、持論も沢山ありました。例えば、

・お母さんは、ポロシャツやヨットパーカーの様なえり付きの服を着て、背中と腰を冷やしては絶対にダメ。

・上記と同様の理由から、髪の毛は伸ばす。首を冷やさない。

・オーバーオール(つなぎ風のズボン)が、特に良い。

・お腹にさらしは、いつも巻いておく。

・熱い緑茶を沢山飲みなさい。

・冷たい飲み物は、ダメ。アイスや冷たい食べ物もダメ。

・卵は、一日何個でも食べて良い。

・とにかく、タンパク質を多く摂取する事。

・太っちゃダメ。お産がキツく成るから。

・炭水化物は、摂らなくても良い。

・古い油を使った食物は、食べちゃダメ。

・良い油を沢山摂りなさい。

(お産の時、「赤ちゃんが油に包まれて、“ツルン”と滑り、楽に産まれる」との説明)

・魚は新鮮な物。サバやシシャモは、つわりの元。

 

 確かに、古い油物を摂らなくなった利っちゃんは、つわりが止まりました。古い油物とは、揚げ物類は勿論要注意ですが、チョコレートやナッツ類、スナック菓子、遠方からの輸入魚等でした。

 更に、利っちゃんの子宮は、育ち方が早かったらしく、妊娠四ヶ月目にして既に、

「あんたのお腹周りは、もう臨月の大きさだよ。ダメだ、ダメだ。あんたは、もう、これからは、炭水化物禁止。」

と、言われてしまいました。それからの利っちゃんの主食は、「豆腐」でした。カレーライスもカレー豆腐にし、どんなおかずでも、主食は、「豆腐」。これも、我が子を安産で産む為に頑張りました。お陰で、体重は、四ヶ月目から全く増えませんでした。

                            明日につづく

 

 

 

【半生の反省】

お陰様で、息子は「豆腐嫌い」です。

 

娘の妊娠中では、「豆腐は飽きた」ので、キャベツで過ごしました。 そのお陰からか?、娘は「豆腐好き」です。

 

ですが、ご存知の通り障害が発覚し、「娘の骨が軟らかいのも『豆腐』を食べなかったからだろうか?

(息子は異常なほど「骨が丈夫」でした)」と、これも後悔の原因となりました。

 

 

 

今日のひと言……「『悪い事』は何一つ無い……故に、『悪い事』ばかりが目につく」

 

 

 

 

 

No.170《本当の『バカ』》

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注:以下に記す内容は、全文がYahoo!版(掲載日 2009/4/25( 土) 午前0:40)にて再掲載したモノです。

配信日:2008/4/17  『シリウスから来た女』

第24回 《本当の『バカ』》

 【文中:利っちゃん=わたし=小杉利津子(肉体の“顕在意識”),“私”=大国主命(肉体の“魂の意識”)】

 

 そんなやりとりをしながら、それでも、妊娠した喜びに変えるモノは何も無いと、利っちゃんは、ウキウキした気持ちで、妊娠五ヶ月を過ぎた辺りから、周囲へと報告をし始めました。ご報告した全ての方々から祝福のお言葉を頂き、また、先輩ママとなる友人達からは、お古としても、色々な赤ちゃん用品を頂きました。

 

 ある日、駅前の本屋へふと立ち寄り、ほとんど吸い込まれる様に、ある本に視線が行きました。それは、幼児教育についての書物で、有名な会社を創設したお方の著書でした。

 それまでの利っちゃんは、お母ちゃんから幾度となく、

「お前、どんな子が生まれて来ても自分の手で、育てて上げなきゃダメだよ。」

と、言われて来た所為か?、どうしても自分が「障害児を産む予感」がありました。利っちゃんのお友達は、全員が障害児とは無縁?の子育てをしている様で、誰か(障害児の母として)先輩に成る友達が、先に居てくれたら良かったのに(自分の為の勉強材料として)……と、自分勝手に思っておりました。しかし、運良く?誰もその好都合に子育てするお友達が居なかった為、その本が、利っちゃんにとってのバイブルの様な感覚を抱きました。早速、購入です。シリーズで、何冊か買い込み、それでも、足りないかの様な錯覚をしながら、幼児教育の深さにハマって行きました。

 

 また、利っちゃんは、「とても光輝く赤ちゃんを授かる夢」を、何度も繰り返し見ていました。その夢を、「本当に信じて良いのか?」と、疑問に思いながら、「念には念を」とばかりに、毎日を幼児教育や出産準備にと明け暮れておりました。

 

 毎日の掃除を欠かせない性分の利っちゃんは、ぞうきん掛けと掃除機掛けと交互に行い、その日は、二階から一階に掛けての階段を、一段ずつ掃除機を掛けながら下りていました。丁度、中段に差し掛かったその時、「稲妻」が利っちゃんの脳天からお尻に直撃し、駆け抜けて行きました。その瞬間、

「私が、バカだった!私(の方)が、バカだったんだ~!!」

何故、そんな台詞を思い付いたのか?は、全く理解してはおりませんでした。しかし、それでも、その言葉が胸に突き刺さり、まさかの号泣です。

「お兄ちゃん!ごめんね……。私が『バカ』だった……!」

階段上で、二時間程泣き通しました。この時、何が起こったのか?を、この“私”が、ご説明致しましょう。これは、「懺悔」です。「懺悔」の涙です。

 彼女=利っちゃんは、「自分の方が、お兄ちゃんより数段頭が良い」と思っていました。皆さんから見れば、「それは、当然」と思われるかも知れません。が、しかし、霊界から観れば、彼等=お兄ちゃん達は、数段進化した存在です。彼等の生きているお陰で、「この世が、この位の“荒れ方”で済んでいる」のです。それ位、彼等の出している、いいえ、放射している“気”は、皆様のご想像以上に崇高な代物です。それを全く知らず、気付かず、彼等の様な知的障害者を、「バカにしている」のです、この世の多くの人間達は。

 それは、霊的な目=“心”で観ると、とても悲しい事です。

 彼等は、歴史の流れから見ても、ヒドい差別とムゴい仕打ちに、まるでイエスの如く、最初から耐える人生を歩かされているのです。その生き方を受入れる者は、“魂”にとって、とても勇気の要る事なのです。その真実を、見過ごされ、理解して上げられない社会が、この世の現実です。

 この一件でのお兄ちゃんの対応は、それを言葉に成らない声で、しっかりと利っちゃんに伝えて上げたかったのでしょう。その有り難さを思えば、利っちゃんも、謝らずには居られなく成りました。

 

 その後、掛かって来たお兄ちゃんからの電話では、

 

「お兄ちゃん……、ごめんね。……、」

 

ここまで話すと利っちゃんは、涙が次から次へと出て来てしまい、言葉を喋れなくなり、次に続く台詞、「私の方が、『バカだった!』」を、伝えられずに泣いていました。

 すると、お兄ちゃんは、その言葉がまるで聞こえているかの様に、 「良いんだよ、利っちゃん。良いんだよ、分れば良いんだよ、利っちゃん。」 それまでは、ずっと「リツコ!」と、呼び付けしていたお兄ちゃんが、「利っちゃん」と、優しい呼び方に変わったのでした。お兄ちゃん達は、言葉に成らない言葉の世界=“気”の世界に生き、心から通じ合っているのだと、利っちゃんが実感した事件と成りました。

 そして、何より、「障害児」を産む事に、恐怖感が無くなり、代わりに「どんな子供が産まれて来ようと、絶対に受け入れて、ちゃんと育ててみせる!」、そんな固い決意に変わっていました。

                            明日につづく

 

 

 

【半生の反省】 今日の本文は、今読み返しても心射たれる内容でした。ここで“私”の言う「知的障害者」とは、その程度が「重度」である知的障害を指しています。彼、彼女等は、「奉仕の精神」で天使界から降りて来る存在でもあります。

 

 ですが、前世で「人をバカにし過ぎた者」も、軽度の知的障害者として、今生では『バカにされる生き方』を望んで生まれて来る場合もあります。色々なカルマは、人それぞれでありますから、何事も一概には言えません。

 

 それでも、何かの障害を乗り越えて生きる素晴らしさは、どんな命&魂も最高の輝きを見せてくれます……正に、「美しい姿」です。……その「美しさ」を見下し、バカに出来る人達の来世の姿は、簡単に想像出来てしまいますね。

 

 

 

今日のひと言……「輪廻はかつて観た姿」