大阪市議会の美延映夫(みのべてるお)議長(大阪維新の会)の不信任問題で、決議に賛成した公明、自民、民主系の3会派に対して「市民不在の政争に過ぎない」とツイートした榊正文・淀川区長(46)は13日、「不適切だった。混乱を生んでしまい反省している」と釈明した。
榊区長は11日、3会派に向けて「堂々と区長対区選出議員と、討論会をしようではないか」「今議会の空転説明責任を果たすべきでないか?」と自身のツイッターに書き込んだ。市議からは「公務員の立場を逸脱した発言だ」と批判の声が上がっていた。
取材に応じた榊区長は、市立幼稚園の民営化を巡る議論が今後、市議会で本格化するとしたうえで、「議長問題の報道を見て、幼稚園の保護者らが不安に思うことを心配した。幼稚園問題を説明してもらいたいという意図だった」と説明。「表現がつたなかった。浅はかだった」と述べた。
榊区長は人材会社の役員を経て昨年8月に就任した公募区長の一人。
美延議長は政治資金パーティーで市立高校の吹奏楽部に演奏させたとして先月26日に不信任を決議され、辞職を求められている。
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朝日新聞官邸クラブ