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九州誠道会、新団体発足 道仁会との抗争再燃恐れも

 6月に「解散した」と表明した特定抗争指定暴力団九州誠道会(福岡県大牟田市)は7日、新団体「浪川睦会」を立ち上げた。九州誠道会側が取材に明らかにした。抗争を続けてきた特定抗争指定暴力団道仁会(同県久留米市)は新団体設立を容認しない意向を福岡県警に伝えており、県警は「抗争が再燃する恐れもある」と警戒を強めている。

 7日午後、黒いスーツ姿の九州誠道会の幹部約20人が熊本県内の神社に次々と集結。おはらいを受けた後、幹部の一人が発足の宣誓文を読み上げた。改正暴力団対策法では「特定抗争」に指定された暴力団組員が警戒区域内で5人以上集合すると、警察は直ちに逮捕できるが、神社は警戒区域から外れていた。

 新団体のトップには引き続き朴政浩会長が就くとみられ、解散表明後も組織の実態に変化はないとみていた県警内では「引き締めを図ったのでは」との見方もある。抗争の兆しがないか、情報収集を進める。

 九州誠道会と道仁会は2006年以降、抗争を続けてきたが、誠道会は6月11日、解散を表明した文書を福岡県警に提出。道仁会も抗争終結の宣言文を出した。道仁会はその後、県警に誠道会の新団体設立は認めないとの意向を示したという。

 福岡や熊本など4県の公安委員会は昨年12月、改正暴対法に基づき、抗争中だった九州誠道会と道仁会を特定抗争指定暴力団に指定。3カ月ごとに期限を迎えるが、各公安委は「抗争が終結したとは認められない」として延長を続けている。

[ 2013年10月7日 21:13 ]

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