次男の御法川雄斗容疑者(31)が窃盗容疑などで逮捕されたタレント・みのもんた(69)が12日、文化放送「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」(土曜・後1時)に生出演した。先月13日の謝罪会見以来、約1か月ぶりに姿を見せた。局への出入りでは多少疲れた様子だったが放送ではエンジン全開。日テレを諭旨解雇となった次男については一切触れず、三鷹のストーカー殺人事件などを語りまくった。
みのは午前11時半頃、東京・浜松町の文化放送に到着した。先月13日の会見以来、取材に応じないどころか、移動の車中でも座席の陰に身を隠して、顔も見せてこなかったが、「隠れみの」などと報じられたからか、この日は報道陣の視線が届く位置で車を降りた。スタッフの男性に上体を支えられながらスタジオ入り。若干の疲れを感じさせたが、番組では一転、みの節がさく裂した。
この日は西武・ロッテ戦の中継のため、放送はラジオ福島、山口放送だけ。時間も通常の2時間ではなく1時間だったが、三鷹女子高生刺殺事件について「警察にストーカー専門の部署を設けて、対策を強化するべき」と主張。さらに福岡整形外科火災については「防火扉の不備が犠牲者の拡大につながった」と持論を展開した。「うどん派? そば派?」を語り続けた先週とは一変した。
先月11日に次男が逮捕されて以降「身びいきになってしまう」との理由でニュースの解説なども行うTBS系「みのもんたの朝ズバッ!」など報道番組の出演を自粛しているが、突如として報道キャスターの職を“解禁”。しかも次男が日テレを諭旨解雇となって初の生放送だったにもかかわらず、それにはノータッチ。懸念した身びいきな態度を実践した形だ。
約1か月ぶりの“報道キャスター復帰”で気分を良くしたのか、5日は出演後、車をダミー走行させるなど報道陣へ極度の警戒ぶりを見せたが、この日は午後3時15分頃、運転手がハンドルを握る車の後部座席に座って局を後にした。
しかし集まった報道陣に対応はせず。「雄斗さんとはお話をしましたか?」などの質問にはだんまりを決め込んだ。
[2013/10/13-06:03 スポーツ報知]