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大津 いじめ自殺2年 父親が会見
10月11日 17時56分

おととし、大津市でいじめを受けた中学2年の男子生徒が自殺して11日で2年となったことを受けて生徒の父親が会見し、「失われた尊い命から学校や教育委員会の問題点を発見してほしい」と訴えました。

おととし10月、大津市の中学2年の男子生徒は自宅マンションから飛び降りてみずからの命をたち、ことし1月には、市の第三者委員会が同級生からのいじめが自殺の直接的な要因だったとする最終報告書を公表しています。
自殺した男子生徒の父親は11日午後、大津市役所で会見し「2年は短くあっという間だった」と振り返りました。
そして「いじめを防止する法律ができても、教育関係者の意識が変わらなければ意味がない。過去の失われた尊い命から学校や教育委員会の問題点を発見してほしい」と訴えました。
また、先月施行された「いじめ防止対策推進法」を受けて、文部科学省の協議会が取り組みの基本方針をまとめたことについて「『基本方針』という命が吹き込まれたこの法律を、息子自身のように感じている。いじめで命を亡くす子どもがこの法律で減っていくように、見守っていきたい」と話しました。

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